アトピー性皮膚炎の治し方
ちょっと面白いというか、
しっかり考察された記事があったのでご紹介します。
ステロイド外服剤についてのデータ、
ステロイドの副作用についての記述は
非常に参考になると思います。
ぺリオスチンがアレルギーの慢性化につながる
という知見(佐賀大学より)もすごいです。
私自身も初耳でした。
結論として、
ステロイドが効果もある人はいるが、
半数以上は効果がなく、それどころか
副作用で苦しむ可能性があるので、
長い目でみれば、ステロイドを使わないほうが
予後が良いであろうと結んでいます。
ちょっと補足しておきますが、
まず、アトピーの原因として、
フィラグリン遺伝子の異常が挙げられていますが、
日本ではその遺伝子の異常は約2割弱。
原因の1つである・・・ということです。
あと、界面活性剤が脂質分解力が高いとのことですが、
界面活性剤で脂質を分解することはできません。
ですから、洗剤のCMでやっているように
「酵素」を入れて界面活性剤だけでは落ちない汚れを
分解する必要があるわけです。
界面活性剤は、水で落ちない脂汚れを、
包んで、水で洗い流せるようにするものです。
肌は皮脂で守られているので、
過度な洗顔は、その皮脂をも洗い流してしまうので、
結果としては、バリア機能が低下するわけですが。
特にセラミドの流出が、バリア機能低下の
最大の原因です。
ぺリオスチンですが、体が敵を攻撃するための
目印みたいなものです。
ここに敵がいる!というマーキングです。
アトピーに限らず、ぜんそく、癌の周りにも多く存在します。
アトピーの場合は、完全な誤爆なので、
それを免疫が感知するまでに、時間がかかります。
それがリバウンドの1つの原因というわけです。
セラミドについて、もう少し触れてもいいかな~
とは思いますが、別の方向性からの理論なのでしょう。
アトピーは色々、負の連鎖、悪循環により
悪化、慢性化しています。
その鎖の一端を切ることができれば、
どの方法でもOKなのでしょう。
例えば、ここでは、脱界面活性剤と腸内環境改善が謳われています。
食生活の改善により、足りてなかったものを補う、
もしくは毒素を無くすというのも1つの方法です。
セラミドを補い、肌からのアレルゲンを減らす。
これも1つの方法です。
また、ステロイドも副作用さえなければ、
炎症を抑えるという負の連鎖を断ち切ることが
できます。
こちらは参考までに。