葛根繊維抽出物
葛といえば、吉野葛を思い浮かべる人が多いのかな?
デンプンなので、片栗粉みたいなもんなんですが、
高級品みたいですね。
高級和菓子などに使われていますが、
そんなもの食ったことないですわ(笑)
食べたとしても、その価値が多分わかりませんし・・・
葛でもう一つ有名なのが、
葛根湯(カッコントウ)。
風邪の引き始めに飲んでおくと、
悪化しないので常備しておきたい薬ですね。
風邪による節々の痛みなども緩和してくれるので、
重宝します。
肩こりなんかにも効果があります。
この葛なのですが、
意外に知られていないのが、
イソフラボンを多く含んでいます。
大豆以上に。
バストアップで一時話題になった
プエラリアとこの葛は親戚みたいなもんなんです。
通常、葛はデンプンが使われるので、
それ以外の繊維質はごみになります。
しかし、この繊維質に大量のイソフラボンが含まれ、
そこから高濃度のイソフラボンを抽出できるそうです。
(同じクズ属なのです)
サプリメントで『和製イソフラボン』ということで、
葛のイソフラボンを作ろうとの企画があったのですが、
「医薬成分だ」
と開発の人間に一蹴されてしまったことがあります(笑)
化粧品原料としては、
医薬成分での登録もあるのですが、
昔から利用されていたものなので、
OKなんだとか。
(なんとなく納得いかないけど・・・)
女性ホルモン様作用の他、
抗炎症作用、チロシナーゼ阻害(メラニン生成抑制)、
活性酸素除去、抗菌作用などなどが挙げられます。
ちなみに国産の葛にしか、
高濃度のイソフラボンは含まれていないそうですから、
国産、しかも吉野本葛を利用しているのだとか。
(正確には吉野葛のクズ・・・ですけど)
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