見た目はおもしろいけどね
形状復元ゲル・・・
形状のインパクトはありますよね~
くちゃくちゃにしても、キレイにもとに戻る。
肌でも同じことが起こると期待しちゃいますよね。
お肌のシワをピンッと張ってくれそうな
イメージがあります。
(まあ、あくまでイメージですが)
容器を弾くと、プルプルします。
スーパーボールみたいな、
凄く弾みそうな感触です。
手にとると、モロモロなんですが、
手の体温で溶けます。
ちなみに上の写真は、形状サンプル。
美容成分一切入ってません(笑)
では、何が入っているか・・・?
詳しくは企業秘密ってやつですが、
基本的には増粘剤です。
増粘剤は何種類もあり、
それらの組み合わせで、
様々な状態を作ります。
ゼリー系は色々やりましたので、
増粘剤系は詳しいです。
あくまで食品の話ですけどね~
よく使われるのがキサンタンガム。
確か、キャッサバのデンプンから作る
多糖類だったと思います。
(ちょっち曖昧)
化粧品でも良く見かけます。
ペクチンは牛乳に混ぜると固まるので、
フルーチェ系のものに良く使われます。
思った以上に入っているんですよ、あれ。
これも多糖類ですねー
マンナンも使い勝手がよいですね。
こんにゃく由来の多糖類。
他との併用で、ゲルの強度を調整できます。
マニアックなところでいえば、
サイリウムとかフェヌグリークとかが
ゲル化します。
これらも多糖類ですね。
食物繊維ですわ。
身近なところでいえば、寒天とか片栗粉とかかな。
これも多糖類です。
多糖類は、結局ゲル化させるわけです。
化粧品では、ポリマーとかヒアルロン酸とか。
ヒアルロン酸でゲル化させるには、
高分子のヒアルロン酸を1%以上必要
になるので、現実的ではないです。
ちなみに、このゲルを使って、
シワ対策のゲルを作ろうとしましたが、
ナチュセラクリームと超相性が悪くて、
断念しました。
ぶっちゃけ、ポリマーを数種類組み合わせて
作るんです。高分子なので、本来は肌に
入らないのですが・・・
その後に、ナチュセラクリームを塗ると、
入っちゃうみたいなんですよ(汗)
肌がデコデコになります。
間違っても、ポリマーが多い
化粧品との併用はやめてくださいね~
余談ですけど、ヒアルロン酸高含有
ってのを作ったことあるんですよ。
なんと10%(笑)
あんまり濃いと、面白いことが起きます。
ヒアルロン酸が肌の水分吸っちゃうんですよ。
お肌パリパリになります。
1gで6リットルの水分を保水できるって話、
どこかで聞いたことありませんか?
それは伊達ではないですよ。
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brk (土曜日, 29 2月 2020 13:40)
増粘剤を入れると有効成分を浸透させる効果が落ちるというのを聞いたことがありますが、本当でしょうか?
ナチュセラローションにヒアルロン酸が入っているため、ナチュセラクリーム単体で使ってみていますが、確かにクリームだけの方がセラミドがしっかり入って素肌ぷりぷりな感じはします(クリームの方にもヒアルロン酸入ってますが、粘性は感じられません)。
森崎 (日曜日, 01 3月 2020 20:46)
そのようなエビデンスはありません。
ナチュセラローションのヒアルロン酸の配合量は0.01%もないので、
影響があるとは思えません。
brk (日曜日, 01 3月 2020 22:54)
そうでしたか!
教えていただきありがとうございます