賞味期限(消費期限)

賞味期限ってどうやって決めるの?

お客様からのお問い合わせで、

ナチュセラローションの消費期限について非常に多いので、

その辺についての記事を書いておきます。

 

ナチュセラローションがキャンペーン中で、

3本まとめて買うとお得ですよん♪ってイベントなんですが、

人によっては、それが半年分になるようでして・・・

(弊社としては1本1ヶ月と想定してるんですがね・・・)

 

結論からいえば、消費期限なるものは設定してません。

 

設定しなくても良いところは、サプリメントよりも売りやすい

というメリットではありますが、半永久に持つわけではありません。

 

ココだけの話、薬局へ卸しているところでの余談で聞いたんですが、

薬局は返品があって、賞味期限の半分を過ぎると返品してくるそうです。

しかし、化粧品は消費期限がないので、返品がないそうですが・・・

5年を過ぎるとヤバイ状態になるそうです。

 

弊社としては、常温保存で2年間は

問題がないのを確認しています。

 

実際に2年経った商品に問題がなかったので、

通常の運営で問題になることはないと判断しております。

 

その根拠としては、商品の回転率が3~6ヶ月、

お客様の手元に最短でも1年半は置いておいても

問題はないわけです。

 

本当は、商品を発売する前に確認しなきゃいけないので、

うちみたいに出たとこ勝負ってのは関心しない話ではありますが(笑)

 

実際の賞味期限なり、消費期限の設定方法は、

サプリメントは通例ということで、2年つけちゃってます。

イチイチ確認しないものがほとんどです。

 

ですが、本来は加速試験と呼ばれるものを行います。

温度40℃、湿度75%の状況で、物性の変化等をみて、

耐えられた月×4~6倍して、それを賞味期限にします。

 

医薬品の賞味期限を設定するときに使われているものを

サプリメントや化粧品に転用しています。

 

よくパッケージに「高温多湿を避けて保存してください」と書いてあると思いますが、

じゃあ、高温多湿ってどんくらいよ?という答えがここにあります。

 

温度40℃、湿度75%では、物の劣化が4~6倍になるということです。

ですから、これらからできるだけ遠い状況で保存するのが望ましいです。

 

で、ぶっちゃけ、この状況下で4ヶ月も持つ物なんてありません。

ほとんどは変色したり、物性が変化します(固まったり、脆くなったり)。

 

化粧品は、ちゃんとしてるところは加速試験に耐えられるもの

以外は出しません。

 

安定性を出すために色々と加えなければならないんです。

 

クリームだと界面活性剤の量が少ないと、

分離してしまいますので、量を多く入れないとダメなんです。

 

実は、ナチュセラクリームナチュセラライトも、

加速試験に入れたら1週間持たずに分離します。

 

それが良いのか悪いのかは、

個々の価値観で違うとは思いますが、

独特の使用感は、安定性なさにより成り立っているのだと

私は考えています。