関節ケアサプリメント グルコサミンについて

安定市場の関節ケア サプリメントで関節痛は治るの?

関節サプリ

サプリメントの市場で一番安定するのが

関節ケアのサプリメントなんですが・・・

 

ぶっちゃけ、サプリメントで関節痛は治せるのでしょうか?

 

結論からいえば、可能です。

正しく摂取すれば、ですけどね。

 

まず、関節痛が起こる原因は、

関節にある軟骨が薄くなり、

関節内の潤滑油が不足することで、

摩擦が生じ、結果炎症が起こり、

痛みとなります。

 

ですから、接骨院では

最初に潤滑剤であるヒアルロン酸を注射し、

それでも誤魔化せない場合は

ステロイド(痛み止め)を注射します。

 

 

しかしながら、そのような対処療法では、

そもそもの原因である軟骨の減少をカバー

することができません。

 

そこでサプリメントで・・・・

という発想がアメリカで起こった訳ですが。

 

そもそも、軟骨には血管が通っていません。

ですので、ただ飲めば、軟骨になるという

わけではないんですよ。

 

関節の収縮で関節内へ栄養を運ぶ必要があります。

まあ、簡単にいえば、歩けってことなんです。

 

使い過ぎて関節痛を起こしているのに、

歩かないと治らないという、酷な話なんですが、

歩くことができるかできないか、そこがとても重要になります。

 

痛くて歩けない状況をケアするために、

関節内の炎症を抑える成分を取ることになります。

 

よく使われるのがボスウェリンという成分。

インドに生えてる木から抽出されたものです。

最近は皇潤もいれましたね。

 

精製度合により、濃度がまちまちですが

商品からそれを読み取れないのが難点ですね。

 

他にもアスピリンの元となった、セイヨウヤナギとか、

民間療法で使われているデビルズクロー、キャッツクローとか、

滅茶苦茶高いけど、非変性Ⅱ型コラーゲンとかがあります。

 

もうね、1週間のみ続けても痛みに変化がないようなら、

飲んでもしょうがないっすわ。

 

大目にみて、1ヶ月で変化を感じない商品なら、

この抗炎症での作用が弱いと考えて間違いないです。

 

 

続いて重要なのが、軟骨成分。

一般的にはグルコサミンが有名です。

 

グルコサミンの摂取量は1500mgを推奨しています。

後はコンドロイチンとか、コラーゲンとか、ヒアルロン酸が

おまけ程度に入っています。

 

しかしながら、グルコサミンだけでなく、

本当はコンドロイチンも必要なんです。

 

グルコサミン1500mg、コンドロイチン800mgが

一応推奨値です。

 

もともと、アメリカで行われた臨床試験も

このような配合だったんですけど、

日本ではグルコサミンが全面にでてしまい、

コンドロイチンの配合が少ないです。

 

これらを満たす製品があれば理想ですが、

現状は別々にとらないといけません。

 

ただでさえ飲む量が多いのにねー

(通常10~12粒くらいじゃないかな?)

 

ただ、最近の研究で、グルコサミンと一緒に

鉄とビタミンCを一緒に取ると、3倍の効果を

得ることが分かっています。

 

軟骨再生に関わる酵素の補酵素として、

鉄とビタミンCが不可欠ですので、

それを補うことで、酵素が活性化されるためだと

考えられます。

 

つまり、鉄とビタミンCを一緒にとれば、

グルコサミンは500mgでもOKってことですな。

 

さらにコンドロイチンは色々な型があって、

関節に関係しているのがE型コンドロイチンである

といわれています。

 

イカ軟骨にE型コンドロイチンが多く含まれておるので、

800mgも取らずに、100mgでも十分なわけです。

 

 

理想をいえば、

グルコサミン500mg、イカコンドロイチン100mg、

ボスウェリン(AKBBA 30%以上)100mg

鉄1.2mg、ビタミンC100mg

 

ってものがあれば十分かなー

 

 

ちなみにグルコサミンは若いときは

グルコサミンの体内合成が低下するので、

使わない方が良いです。

 

また、グルコサミンは糖類なので、

糖尿病の方は注意が必要です。

 

 

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コメント: 2
  • #1

    サトミ (水曜日, 19 10月 2022 00:25)

    こんなに効果があるけどあくまでサプリメントの範囲なのでしょうか?

  • #2

    森崎 (水曜日, 19 10月 2022 16:49)

    サプリの範囲ってのがどういうことなのか分かりかねますが、
    エビデンスは原料メーカーが出しているものになります。
    グルコサミン、コンドロイチンに関しては海外での研究が盛んですので、
    学術レベルの論文は結構あります。