セラミド美容液、作るかな・・・
セラミド比較試験の結果、
「あれを製品化してほしい」との声が意外に多く、
ちょっと驚きです。
ということで、軽く作ってみました。
使用感の問題をご指摘される方が多かったのですが、
その原因はグリセリンの入れ過ぎ。
取り敢えず、グリセリンは最小限に抑えました。
そして、セラミドは天然ヒト型セラミドと天然型マルチセラミド、
両方を高配合しました。
配合内容は
天然ヒト型セラミド原液 10%
天然型マルチセラミド 10%
キュアパッション 10%
サクラ花エキス 3%
アーティチョーク葉エキス 0.3%
あとはBG、水、フェノキシエタノールって感じです。
原料由来(セラミド)で界面活性剤は入っちゃってますが、
極めて少ない量ですから、その辺が気になる人でも
安心して使ってもらえるものです。
セラミドの含有量は
セラミド1 0.01%
セラミド2 0.03%
セラミド3 0.05%
セラミド6Ⅱ 0.01%
セラミド9 0.01%
天然セラミド3 0.013%
天然セラミド6 0.074%
カプロオイルフィトスフィンゴシン 0.005%
カプロオイルスフィンゴシン 0.005%
セラミド7(非ヒト型) 0.014%
総セラミド含有量は0.221%
数値で見ると大したことないように見えますが、
セラミド1が0.01%って結構なもんです。
またセラミド9も0.01%含まれていますので、
アシルセラミドとしては0.02%。
これがどれだけ多いかというと、
セラミド原液として売っているセラミド1、3、6Ⅱの
プレミックス商品で、0.0025%になります。
また、セラミド1は非常に高価なセラミドで、
今の相場で8000万円/kg以上。
これ以上セラミド1もしくはアシルセラミドを
含んだ製品があれば、是非見てみたいです。
セラミド1を1%とかだと、原料原価だけで万単位ですわ(笑)
このセラミド美容液ですが、
イメージでいうと高級食材を盛り合せただけ。
海鮮の御造りが近いかな?
トロだのウニだのアワビだの・・・
素材をそのまま楽しむというか。
化粧品も料理みたいなもので、
原料を活かすも殺すも加工先次第。
原料以上に加工先の技術は重要で、
セラミドを最大限活かせる処方もれば、
セラミドの良さを消してしまう処方もあります。
ただ、今回は小細工なし、
一流の原料をあり得ない濃度で混ぜただけのもの。
誰が混ぜても、同じものを簡単に作ることができます。
ですから、敢えてレシピを公開してます。
パクってもらってOKです。
天然型マルチセラミド、つまりスキンミミックス以外は
入手可能ですしね。
ちなみに、試験してもらったセラミドは、
セラミド原料1%なので、この美容液はそれの20倍
濃いっちゅうわけです。
実際の商品化は、まずは試してもらってからになると思うので、
早くとも10月くらいになるかなー
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