未だにどっちがどっちかわからんくなります
お客様からのリクエストで、海藻系の原料を使ってみたいとのこと。
こういうリクエストは大歓迎です。
さて・・・
昆布とか、もずくからとれる成分に、
フコイダンとフコキサンチンがあります。
ガン関係のサプリで使われているイメージですかね、
個人的には。
ですから、あんまり触ってません。
ガン、糖尿でサプリメントを作るのは超ハイリスク。
なんせ、行政指導なしで、いきなり逮捕とかありえますからね。
フコイダン
硫酸を含む多糖類で、粘性があります。
表面のぬるぬるです。
フコキサンチン
カロテノイドの一種で、海藻類の色素って感じです。
さてさて、サプリメントは免疫系素材として使われますが、
化粧品としてはどのような目的で使われるのでしょう?
フコイダンで有名なTAKARAの原料紹介では、
毛が生えるみたいなデータがありました。
フコイダンのぬめりは、海藻の乾燥を防ぐとともに、
海藻が傷ついたときにでることから、修復作用がある
のではないかと言われています。
ですから、化粧品として使っても、
保湿効果や肌修復作用が期待できるのではないか?
というわけです。
トンガのモズクフコイダンのデータでは、
細胞活性作用がヒアルロン酸と比較して20%高くなったとか、
ヒアルロン酸と同等、もしくはそれ以上の保湿力があったとか、
抗炎症作用が医薬品レベルであるとかの
データがでています。
まあ、良さ気なような気はしますが、
フコイダンってバカみたいに高かったような・・・
馬プラセンタと同じくらいだったと思います。
フコキサンチンも育毛、脱毛予防、フケ予防効果とか言われていた様な
気もしないでもないです。
海藻類のイメージは、やはり毛につながりやすいですから。
わかめを沢山食べると毛が黒くなるとはよく言ったもんです。
オリザ油化のフコキサンチン(コンブ抽出物)では、
コラーゲン合成促進及び、各種分解酵素の抑制効果が
確認されています。
また、一丸ファルコスの海藻類原料では、
フェラグリンとセラミド産生アップで、
肌荒れの改善、保湿効果が確認されています。
まあ、どちらも厳密にはフコキサンチンというより、
海藻抽出物なんですけどね。
オリザの原料の印象は、データが謙虚で、
データから予測した効果よりもずっといい場合が多いです。
一丸ファルコスの印象は、データに忠実。
だいたい、データ通りの結果になります。
個人的には一丸のアイゼニアヴェールが気になるかな・・・
やっぱ、セラミドというワードに敏感なわけです(笑)
一丸の方は色々な原料載ってますので、
あなたの気になるものを教えてくださいな。
・・・やっぱりフコキサンチンは高いな・・・
この額の見積もりは久々ですわ(汗)
データの濃度を再現しようと思うと、
原料として2.4%~8%配合になりますね。
ギリギリかな?
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