コラーゲンに特異的に含まれるアミノ酸をアセチル化
コラーゲンに特有なアミノ酸、ヒドロキシプロリンを
アセチル化した原料。
まあ、ヒドロキシプロリンというアミノ酸に
特殊な処理をしたいうことです。
グルコサミンをアセチル化した、
アセチルグルコサミンは体内利用率が3倍になる・・・
みたいな感じです。
さて、こちらは注目の素材でして、どのような効果があるかというと、
•高い経皮吸収性
•皮膚状態を改善
•皮膚セラミド量を増加
•皮膚の弾力性を改善
•皮膚の柔軟性を改善
•しわの改善
•アトピー性皮膚炎の緩和
•表皮ケラチノサイトの増殖
•線維芽細胞におけるコラーゲン合成促進
と、お肌に欲しい作用を全部もっているといえる並びです。
データとしては、
塗布1ヶ月で水分量150%とか、
セラミドの量が150%以上とか、
シワスコアが減少したり、シワ面積が減ったり
色々とあります。
エビデンス的には申し分ないといえます。
アミノ酸なので、肌への浸透もすることでしょう。
ただ、有効濃度が1~5%
効果は濃度に正の相関があります。
濃いほどよいってことです。
実際、この濃度を配合している化粧品は稀だと思われます。
例えば、普通のアミノ酸のようにキロあたり数千円であれば、
いけなくもないのですが、まさかそんなに安いわけがないですよね・・・
アセチル化させずとも、そのままヒドロキシプロチンで使っても
推奨濃度はかわらないわけでして、価格次第ってことになるのかな。
気になるのは、元々、石鹸に入れるという話だったわけです。
価格の問題でコメペプチド入れるからいいか~と
没になってしまいました。
本当にコラーゲン合成を促進できる原料って少ないんです。
(化粧品原料は角質層を通り抜けれないというのが大前提ですからね)
効果があるなら、是非とも試してみたいですよね・・・
取扱いメーカーは協和発酵さん。
キリングループ、超大手メーカーですな。
ロットが25kgか50kg・・・
うーん、無理っぽい(汗)
これはサプリの話ではあるのですが、
アミノ酸って、体の色々な部品になる素材です。
タンパク質はアミノ酸からできていて、
食べたタンパク質(肉や魚)はアミノ酸まで
分解されて、吸収されます。
酵素だって、アミノ酸でできています。
そう考えると、アミノ酸って万能素材のような気がしません?
でも、実際はアミノ酸ってサプリだとパッとしまいんです。
例えばシトルリン。
これは血流を改善すると言われるアミノ酸の一種。
これをどんなに多く取ったとしても、
「これは!!」という反応はなかなか得られません。
例えばアルギニン。
マカに含まれる成分で、成長ホルモンの素材にある
と言われています。しかしながら、アルギニンを沢山とった
からといって、マカより効果を出すことはできません。
しかしながら、アミノ酸が2個の状態、ペプチドだと、
さまざまな生理活性があります。
血圧を安定させたり、脂肪を燃焼させたり、コラーゲン合成を促進したり・・・
高い効果を発揮します。
化粧品でもペプチド素材があれば、面白いかもしれませんね。
ちなみにオリゴペプチドはアミノ酸100個近くのものだから、
全然別物ですわ。
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