面白そうだからやってみた
プロテオグリカン配合ドリンクのチラシでやっていたのですが、
ちょっと面白いな~と思い、マネしてみました。
この図はプロテオグリカンとヒアルロン酸をお餅に塗って、
どうなるかを比較したものです。
この実験の穴はブランク(何もつけない、もしくは水)がないってこと。
ヒアルロン酸より凄いってアピールなのですが、
肝心のヒアルロン酸がそもそも大したことなかった・・・
というオチになるかもしれません。
また、それぞれの濃度がわからないことも問題。
プロテオグリカンもヒアルロン酸もどちらも粉末。
当然、薄めないと塗れません。
そもそも、これらの原料の価格の開きは3~5倍くらい。
少なくとも効果はヒアルロン酸の3倍はないと、3倍入れれば同じって
話になってしまいます。
しかも、化粧品ではなくドリンク。
体内で消化吸収される過程でどうのような差が出るかをみるのは
そもそもナンセンスだったりします。
化粧品でも、皮膚と餅とでは全然違う訳で、
意味がないといわれれば、意味がないのかもしれません。
まあ、消費者がなんとなくすごいという印象を持てばOKな類のものです。
ビジュアル的に分かり易いってことで。
こんなもので、商品の良し悪しなんて決められるわけないですし、
そのつもりもありません。
ただ、色々な化粧品を餅に塗ったらどうなるかな??
という知的好奇心でやってみました。
薄くスライスされた餅を用意して、
そこに片面だけに少量塗って、一晩放置。
だいたい9時間くらいかな?
温度は28℃、湿度は40~50%
【ブランク】
こちらが何もつけないで放置したもの。
表面にひびが入り、固く弾力が失われます。
乾燥によって収縮するため、湾曲していました。
【水】
何もつけないよりも乾燥がひどく、
深い割れ目ができていました。
湾曲も何もしないより酷いです。
【オイル】
オイルをつけた場合。
乾燥が防げそうな感じですが、ブランクとそれほど差がありません。
以外にオイルは膜になってないのかも。
【化粧水】
セラミドが入っていると言われる某K氏の化粧水です。
ブランクと差はなく、細かいひびが入り、湾曲します。
化粧水全般でこんな感じだと思います。
【定価5万円のクリーム】
質感はゆるいクリームです。
全体としてはキレイですが、真ん中に大きなひびが入りました。
湾曲もブランクと差がありません。
【台湾のクリーム】
発酵臭が結構キツイクリームですが、
細かいひびもなく、弾力性も保たれています。
【セラミドクリーム】
セラミドを4%含むクリーム。
多少ひびができましたが、弾力性もあり、保湿している感じです。
【赤い化粧品】
赤い化粧品の代名詞のクリーム。セラミドは入ってません。
全体としてはキレイですが、真ん中に大きなひびが入りました。
弾力は残っていますが、若干湾曲気味。
【完全無添加セラミド美容液】
界面活性剤、防腐剤はもちろん、BG、PG、さらにはグリセリンさえも
含まれない、完全無添加なセラミド美容液。
水と同じ状態になりました。
さて、繰り返しになりますが、
所詮、餅に塗って、餅がどう変化したかって話であり、
この結果で化粧品の良し悪しを決めれるようなものではありません。
餅の状態を維持したいならラップまいとけやって話ですしね。
あと、反省点としては、全面に塗っておくべきだったかな~と。
横からの乾燥があり、これがなければもっと明確に差がでたかもしれません。
とはいえ、いくつか分かったことがあります。
1つは色々なところでいわれていますが、化粧水だけだと余計に乾燥する・・・
これは強ち間違っていないのだな~ということ。
もう1つは、オイルではあまり水分の蒸発を抑えられないということ。
よくよく考えればそうですよね。オイルで抑えれるならインナードライなんて
なる訳がないですもんね。
そして、クリームは水分の蒸発を防ぐ意味では、重要な働きをしているということ。
オイルだけでも、水だけでもだめ、
両方ないと、水分の蒸発は防げないわけです。
うにゃ?おまえんとこのはどうなんだって?
もちろんやってますが、載せると比較になっちゃうんで載せれないんです。
一人でほくそ笑むことしかできなくて残念です(笑)
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