化粧品業界あれこれ

レチノール油液(ビタミンA 166, 667IU/g)ってな表記をしている 美容液がありまして。 IUとはInternational Unit、国際単位と呼ばれるものになります。 脂溶性ビタミンやホルモン、酵素、薬物などの活性を示す単位であり、 一定の生物学的効果を発揮できる量が国際的な同意の上、物質ごとに決められています。...
シャンプーする時にシャンプーに混ぜて使用するってな商品がありまして。 まあ、自社シャンプーと合わせて使うって前提で、物としては微妙なんですが コンセプトは非常によいと思います。 シャンプーを加工するうえで、配合できない、しにくい成分ってのがありまして、 後から足すってのは非常に合理的です。 代表的なのはオイル。...
医薬部外品でしか使えない成分ってのがありまして、 当然化粧品では使用できません。 トラネキサム酸とかヘパリン類似物質とかの有効成分がそれにあたります。 しかしながら医薬部外品ってのは日本の独自ルールでして、 日本にしかない区分なわけ。 そうなると海外から医薬部外品成分を配合した化粧品を輸入した場合、 どうなるのでしょう?...
ヒトに進化する途中でビタミンCを合成する機能を欠損してしまったため、 ビタミンCは必須ビタミンとなり、常に補う必要があります。 しかも体内に貯蓄できないため、過剰分は尿で排泄されます。 図の下の水酸基(OH)は酸素との反応性が非常に高く、 酸化してデヒドロアスコルビン酸となります。 血中には酸化したビタミンCを還元する酵素があり、...

アルビオンによって、第97回日本生化学会大会で発表した話なんですが、 そこで超硫黄分子なるものの研究成果についてのことでした。 新たな抗酸化物質として注目されているそうな。 硫黄(S)は人にとっては欠かせない元素であり、爪や髪に含まれています。 超硫黄分子とは、血液や臓器内に存在するアミノ酸などの有機化合物に硫黄が結合した物質の総称です。...

フラーレンで一世を風靡したビタミンC60バイオリサーチなんですが、 久々にHPを見ようと思ったら、なくなってるんですけど・・・ 2024年4月1日に三菱商事ライフサイエンス株式会社に統合されたとのこと。 元々、100%三菱商事ライフサイエンスが株を所有していたようで、 事業基盤のさらなる強化と経営資源の有効活用のための措置だとのことだそうです。
日本メナード化粧品株式会社の研究発表になります。 同社は西洋実ザクラの種子から抽出したエキスに肌の幹細胞を 増やす効果があることを見出していました。 今回、このエキスを解析した結果、幹細胞増殖効果に関わっている成分として ジグリセリドと呼ばれる脂肪酸エステルを同定したというお話。

個人的にはピーリングは有効だと思っています。 使用頻度を間違えなければね。 古い角質を落とすことが目的であるため、頻度が多いと 本来は落としてはいけない角質も除去することとなるため 皮膚が薄くなり、バリア機能、保湿機能に問題が生じます。 月に2、3回くらいの使用が望ましいです。 まあ、常用する人はほとんどいないとは思いますが。...
シャンプーはめっさこだわってるのに、トリートメントはなんか 適当に作ったやろってところが多いと感じてしまう今日この頃。 シャンプーはこだわっているわけで、開発のソースを全部そっちに 投入しているわけなんです。 時間もお金もかかっており、かといってシャンプーだけで出すってわけにもいかず、...
1本で7役を謳るクリームシャンプーを使ってみました。 シャンプー、コンディショナー、トリートメント、頭皮ケア、 ヘッドスパ、ヘッドパック、ダメージケアの7役をこなすとのことですが、 成分表を見る限りはトリートメントですな。 これでシャンプーの代わりが務まるのか? いや、務まるわけがないんですが。 結論からいえば、全く洗えている感はなく、...

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