凄い原料なんだけどな~
天然ヒト型セラミドの原料供給が始まって、はや2年以上。
(もっと経ってますね。今でさらに4年か)
そろそろ追随商品が出てもいいような気がする。
(何アイテムかでてきてますね。6社くらいかな?)
当時と状況が大きく変わった訳ではないのですが、
改めて分析してみましょうか~
①滅茶苦茶に高額な原料価格
原料価格は業界の人間でないと、ピンとこないとは思います。
合成セラミドでも、非常に高価な原料です。
ですから、そんなにたくさん入れることができません。
そんなセラミド市場からみても、たまげるくらい高いです。
合成セラミドを10倍入れたほうが安いとなると、
ちょっと躊躇われるわけです。
もし、化粧品のOEMメーカーの立場であれば、使えません。
原価が合わないだろうからね。
②インキコードの取得の遅れ
天然ヒト型セラミドは世界初の、何気に凄い原料です。
しかし、成分表記は残念ながら「セラミド3、セラミド6Ⅱ」と
しか書くことができません。
数十種類のセラミドを含んでいるにも関わらず、です。
申請はしています。
最終的にはフリーセラミドと表記できるように手配している
のですが、まだまだ時間がかかりそうです。
というか、取れなかったっぽいです。
セラミドNP&セラミドASが最終インキコードになったとかならないとか。
3つ目は・・・
たぶん、これが一番大きいと思います。
そのおかげで、普及が遅れているのであれば、感謝ですかね。
ここは永遠に変わらない要素ですので、
この先も天然ヒト型セラミドがメジャーになることはないです。
断言しておきます。
ぶっちゃけ、普通のセラミドと比べれば確かに天然ヒト型セラミドは優れています。
ただ、セラミド1と比較した場合、そうであると言い切れないわけで。
結局、天然ヒト型セラミドを削った分、セラミド1を増やしたら
さらに良くなっちゃいましたしね。
ちなみに、あと8年くらいで特許が切れます。
すでに2社くらいは発酵粕抽出物を扱っています。
技術的には天然ヒト型セラミドを抽出可能なところまで来ています。
そこが仕掛けてくるのか、それともビジネス的に美味しくないと判断して
スルーするかはわかりませんが。
(現状をみれば、実績が薄いと判断される可能性もあるかな)
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