すべてはどこに託すかで決まる・・・
私がOEM業に携わった経験と、実際にお願いする側になった
ことで、感じたことをまとめてみました。
自分でサプリメントを作りたい、化粧品を作りたいという方の参考になれば幸いです。
①ホントに小ロット?
多くの業者は小ロットを謳っています。
しかし、ぶっちゃけ、1000個作るのも、
10000個作るのもコストは一緒。
小ロットの話は、普通は高い見積もりを出して、断ります。
それでもOKならラッキーって感じです。
本当に小ロットで、しかもリーズナブルになってくれるところが
あれば、それはすごくありがたいことです。
普通は、将来性を示して、最初は小さくやってもらうか、
紹介で最初だけお願いするかって感じですかね。
②柔軟に対応してもらえるか?
売上が上がらないうちに、あれこれ注文すると嫌がられますので注意。
ここはほぼ営業マンで左右されるといっても過言ではありません。
どの会社でも誰にあたるか、で全然対応は変わります。
始めのうちに、あれこれお願いしてみて、反応をみましょう。
例えば、原料の資料をくださいとか、サンプルを多めに欲しいとか。
対応が遅いのは論外ですし、2,3お願いして、すべて断られたら、
仕事をまかせるのは危険です。融通が全く利きません。
③企画力があるか?
何を作るか明確であれば、この項目は問題ありません。
ただ、アバウトな注文は、大きな差がでます。
原料在庫を持ちたくないので、無難な配合になります。
どこにでもある商品になるわけです。
売るとき大変。
企画できるということは、マーケティングもできるということ。
なかなかないですけどね、そんなとこ。
④知識があるか?
原料について、ある程度知っていないとキツイです。
原料資料を求めて、原料メーカーの資料しかでてこない
のは、ちょっとね。
まあ、自分もある程度知っておかないと、
この辺はわからないんですけどね。
⑤むこう都合が多くないか?
業者都合で多くは進みます。
それが当たり前だと思っているところ多いです。
販社の立場、末端ユーザーの立場から物事を見れる
ところがベストです。
これで営業すげー苦労しましたからね・・・
⑥足元みてない?
当然ながら、大手への対応と、中小への対応は違います。
それはしょうがないです。
ただ、必要以上に吹っかけられる場合があります。
見積もりは何か所かでとりましょう。
(ただし、新規でアイミツをしていることは伏せておかないと嫌がられます)
⑦支払条件
ずっと前払いってのは正直しんどいと思います。
通常は月末締めの翌月末払いで対応できるところにしましょう。
前払いを要求されるのは、資金繰りが厳しいか、足元見られています。