水分補給で乾燥肌を予防
冬の乾燥肌対策は、必須です。
空気の湿度が30%以下になると、
どうしても肌は乾燥します。
特に、夏のダメージを放っておいた人は
なおさらです。
しかも、寒さで熱を逃さないために、皮膚表面の
血管は委縮します。
そのため、栄養の周りが悪くなり、
乾燥を助長します。
さて、乾燥肌を防ぐために、水を沢山
飲めばいい・・・
これは正しいのでしょうか?
乾燥の時期、水分を補うのは
反対ではありませんが、
水分をとることで、乾燥肌を防げるとは
ちょっと思えません。
1つはセラミドが豊富であれば、
湿度0%でも水分を逃しませんし、
マイナスの温度でも、セラミドに
守られた水分は凍りません。
乾燥するということは、
セラミドが不足しているわけですから、
補っても、そのそばから、
どんどん失われている状況です。
補うなら、穴を塞いでからでないと、
思ったような効果はでないでしょう。
ちなみに、体に蓄積されやすい
水分は生きた水です。
そう、野菜や果物に含まれている水分です。
(野菜や果物の90%近くは水分です)
水としての摂取は、基本的には流れをよくする
ものです。
1日2リットルの水を飲むといい、
というのは、そういった水分も含めた量であり、
ペットボトルの水を2リットル飲めばいい
というものではありません。
乾燥しているから水を沢山飲もう!
という発想は、乾燥肌だから、水分を
沢山肌につけるような行為に等しいです。
ただ、健康のためには水分を取るべきです。
なんだかんだ言っても、体の
60%以上を占める、生き物にとって2番目に
大事な栄養であることはかわりませんので。