ステロイドは使ったほうがいい?それとも使わないほうがいい?
「強力な薬剤を用いないアトピーのほうが予後がよい」
というお話を聞きましたので、シェアします。
簡単に言うと、アトピー性皮膚炎では、
ステロイドを使うと治りにくくなるということ。
逆にステロイドを使わない治療を行うと治りが早い、
あるいは治り方がキレイな症例が多いとのこと。
「アトピーがなおるとはどういうことか?」
●アトピーは、免疫学的な間違いで起こる
敵ではないのに攻撃する⇒アレルギー炎症反応という間違い
もちろん、セラミドの合成が上手くいかない、
それによってできる物質が炎症を引き起こす
などの原因もありますが、アトピーを
アレルギー反応としてとらえると、そういう見方もできます。
アトピー性皮膚炎 アトピー性皮膚炎
↓ ↓
ステロイドで間違いを鎮静化 自然経過
↓ ↓
間違いが認識されない 間違いが認識される
↓ ↓
修正プログラムが起動しない 修正プログラムが起動する
免疫学的寛容が成立しない 免疫学的寛容が成立する
↓ ↓
症状の蔓延化 自然治癒
1つの仮説です。
ステロイドが蓄積し、
酸化ステロイドが悪さをするという説と同様、
脱ステロイド側の意見ではありますが。
ただ、この理論には決定的な矛盾があります。
間違いを免疫が正せるというところです。
ホントに可能??
例えば、花粉症。
あれは自然に治るものでしょうか?
いいえ、毎年苦しむことになります。
免疫とはバランスなのです。
そのバランスを正さなければ、
治ることはありません。
一番納得のいくのは、
やはり、セラミド代謝の異常から、
炎症誘発物質を作ってしまい、
それが炎症の火種となり、
ただでさえ、セラミドが不足し、
通常は不可侵のはずのアレルゲンが
侵入してくることで、火に油を注ぐ
感じになるという流れです。
しかも、セラミドにそのアレルギー反応を
抑制する作用があるとのことですし、
やっぱりセラミドなのでは?と。
【関連記事】