天然セラミドの方が良いという主張は多いけど、反論は少ない理由は?
ずっと不思議に思っていたことなのですが、
馬セラミドがいい、馬セラミドが一番いいという主張を
よく目にします。
セラミドについての記事は、
ほぼ目を通すようにしているのですが、
馬セラミドは人の肌に一番近いセラミドだから、
合成のセラミドよりも効果が高い・・・
という記事をよく目にするわけです。
逆に、馬セラミドよりも合成のほうがいいという
反論はあんまり見ません。
大手は、合成品のヒト型セラミドを使っているわけですから、
その反論をしてもよさそうなものですが、
結局、大手からすれば、眼中にないのかな?と。
弱い犬ほどよく吠えるといいますし。
(弊社も弱いのでよく吠えます~)
というわけで、
反論してみるわけです。
まず、馬セラミドがヒトのセラミドに近い・・といいますが、
合成品は人の肌にあるセラミドと同じものを合成している
わけです。
だからヒト型セラミドなわけです。
近いではなく、同じものです。
しかも、馬セラミドはセレブロシド、つまりグルコシルセラミドです。
セラミドに糖が結合した形です。
ヒト型セラミドは糖などくっ付いていません。
セラミドです。
もちろん、人の角質層にあるセラミドは、
セラミドであり、グルコシルセラミドではありません。
ちなみに、人の肌からはセラミドが342種類確認されています。
もちろん、動物にもセラミドは複数存在します。
しかし、種類、割合は異なるそうです。
そりゃそうでしょ?
ゴリラと人の肌は全然違うのに、
セラミドは全く同じなんて、ほとんど奇跡です。
セラミドは保湿成分、バリア成分として以外に、
細胞の増殖、死を制御するという超重要な仕事をしてます。
それぞれのセラミドで、役割が違いのです。
形態形成にかかわることですから、
形が違うものなら、セラミドの種類も異なって当然なわけです。