経皮水分蒸散量から見たバリア機能改善率
大掃除で資料を整理してたら、
面白いデータがでてきました。
(もしかしたら公開NGだったかな・・・)
素肌セラミド(天然ヒト型セラミド)と天然セラミド(植物セラミド)の
実際のバリア機能改善率を比較したものです。
植物セラミドでの改善率は1~2%に対して、
素肌セラミドは35%以上の改善率を示しています。
もちろん、植物セラミドも保湿力はあり、
植物セラミドと何もつけないときと比較した時と比べれば、
20~30%の保湿力の改善があるというデータはあります。
しかし、天然ヒト型セラミドと比較してしまうと、
これだけの差があるわけです。
では、ヒト型セラミド(合成)と比較したら?
馬セラミドと比較したら?
そう思うのですが、残念ながら
それらのデータはまだありません。
ここからは、推測になりますが、
馬セラミドに関しては、植物セラミドと
大差はないのではないかと思われます。
理由は、どちらもセラミドに糖が結合している
糖セラミドであること。
そのため、セラミドとして機能しないので、
保湿力の改善が、素肌セラミドと比較して不十分なの
ではないかとの推測です。
馬のほうが人に近い、
馬のほうが色々なセラミドを含んでいる、
などとの反論もあるでしょうが、
糖を切り離さないことには、セラミドではない・・・
ということに尽きるのではないかと。
ヒト型セラミド(合成)でのデータもあれば
面白いのですが、ここまで露骨な差はでないと
思います。
天然か合成かの違いです。
複合か単一かでの差なので、
複数にすればするほど、近い数値になると
推測されます。