核酸(DNA,RNA)

遺伝子です

健康食品の中で、未だに高額で売れる(売られている)

原料の1つが『核酸』

 

核酸って、大学時代に日常的に扱ってきたので、

通常会話で通じる単語だとずっと思ってたのです・・・

 

意外に知らない人のほうが多いです。

 

遺伝子、DNA、核酸、

これらのワードがほとんど同じことを

意味しているという認識がないわけです。

 

簡単に説明しますと、生命の情報はすべて

DNAの配列により書かれています。

DNAは生命の設計図です。

 

DNAはデオキシリボ核酸の略です。

 

核酸とはDNAを構成する物質ってことですね。

 

で、このDNAの特定の配列を遺伝子と呼ぶわけです。

髪が黒くなる遺伝子、

太りやすい遺伝子、

長生きする遺伝子などなど。。。

 

さらに、核酸はDNA意外にRNAがあり、

RNAはリボ核酸です。

 

違いは、DNAは二重螺旋構造、RNAは一重であり、

核酸を構成するヌクレオチドがDNAの場合は

アデノシン、グアニン、シチジン、チミンに対し、

RNAは

アデノシン、グアニン、シチジン、ウラシルとなります。

 

RNAの働きまで説明するとややこしくなるので、

ここでは省きますが、

 

これら2つを核酸と呼んでいます。

 

由来は酵母かサケの白子。

 

ぶっちゃけ、生物にはすべて含まれているので、

生物の原型をとどめているものを食べれば、

自然と摂取できます。

 

肝臓は特に多いです。

なぜなら、肝臓の細胞には

核が2つあるからです。

 

白子は圧倒的に多いです。

サケにこだわらず、タラでも問題ありません。

もちろん、牛のレバーでもね。

 

野菜を沢山食べれば、

野菜は細胞からできていますから、

DNAもRNAも含みます。

 

納豆やヨーグルトなどの菌にも、

当然ながら含まれます。

 

摂取量が不足するようにはあまり感じませんが、

不足しているそうです。

 

1日あたり1.5gが摂取目標なのだとか。

 

野菜350gが推奨ですから、約1%は核酸なので、

正しい食生活をしてたら余裕っす。

 

それはさて置き、

化粧品原料でも核酸ってあるんです。

 

まあ、コラーゲンもそうなんですが、

肌から核酸を吸収して、肌の代謝が活性化する・・・

というのはちょっとよくわからんです。

 

体内で代謝され、正しい形に作り替えられたものではない、

核酸が、機能するわけはないので。。。

(そもそも、角質層下に届くのか?ということをぬきにしても)

 

例えば、コラーゲンを生成するmRNAを肌に塗れば、

その可能性はあるかもですが、サケのDNAだの、酵母のRNA

だのを入れて、もし働いたら、鱗ができたり・・・

するわけではないのですから。

 

それにしても、みんないいお値段しますね・・・