ソフトカプセルって生っぽいのかな・・・
以前、「生サプリ」って流行ったの覚えてます?
芸能人ブログで結構紹介されていました。
(事件があったので、関係各社は削除してますが)
賞味期限が2週間で、わざわざクール便で送られてきます。
生酵素だとか、生コラーゲンだとか、
いったいなんなんでしょうね?
『生』という響きが日本人は好きなのかもしれません。
生菓子、生ビール、生ジュース・・・
何となく良いイメージを持ちます。
しかし、ソフトカプセルの製造工場を知っていると、
どうも生とは結びつかないわけです。
そもそも、ソフトカプセルは、ゼラチンです。
ゼラチンを接合させるために熱は欠かせません。
そして、冷えて固まるまでに、1週間~2週間かかるわけです。
(なぜか高麗人参エキスをいれると固まりにくいそうです。)
この時点で、どこが生なのか疑問に思うのですが、
充填する原料を油に混ぜます。
しっかり混ぜるためにはある程度に熱が必要です。
そもそも、窯の火を消さないために
24時間稼働の工場に、そんなデリケートな話は
似合わないわけなんですよね。
酵素は熱に弱いとよく言われます。
だから、生の方がいいという理屈です。
しかし、注意してください。
生の生きた酵素を入れていますといいますが、
熱を一切加えていないとは一言も書いてありません。
原料は、もしかしたら、生で酵素も生きているかもしれません。
しかし、カプセルに入った時点ではどうこういいません。
よく使うすり替えのテクニックです。
ちなみに、ソフトカプセルの中に充填できるのは
40~50%くらいで、残りは油を入れなければなりません。
300mgの内容量であれば、120~150mgが最大値です。
それで充分量取れるかどうか・・・は謎です。
さらに余談ですが、安い価格帯ではソフトカプセルの
シェアが圧倒的。
一般受けするみたいです。
高額商品になると、ハードカプセルが圧倒的に多いです。
まあ、企業の好みがあり、
あそこはソフトしかやらないとか、
あそこはソフトはやらないとか、
色々あります。
付き合うOEMメーカーにもよるってことですかね~
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