セラミドのサプリメント

セラミド食べても意味がないと思っている方へ

うちは化粧品を売っていますので、

サプリメントの事は関係ないのですが、

サプリメントのほうが、正直詳しいです。

 

川上から川下まで、全部見てきてますから・・・

 

ちょっと気になる記事があり、

「セラミドは食べても意味ない」的な内容だったので、

ちょっと反論をしておこうと筆をとったわけです。

(まあ、キーボードをカタカタしているだけですが)

 

まず、食べるセラミドはグルコシルセラミドと呼ばれる、

セラミドに糖が結合したものです。

 

一応、関連記事としては、

セラミドの体内での消化吸収

グルコシルセラミド(植物セラミド)は飲むと効果的

セラミドがトクホになる日

 

 

普段の食事から、セラミド(スフィンゴ脂質)を

沢山取っているのに、今更数mgとって、

いったいなんになる?

 

とのご意見ですが、

食べ物のセラミドの多くは細胞膜に含まれています。

野菜、肉、魚などを食べれば、必然的に取れます。

スフィンゴ脂質

 

しかしながら、膜構造を取っていると、

消化酵素の働きが悪く、結果吸収されにくい

のに対し、サプリメントの場合は、

膜構造を取っていないので、

消化吸収されやすく、少量でも効果が

あるわけです。

 

逆に言えば、1日あたり、100mg前後の

セラミド(スフィンゴ脂質)を取っているにも

関わらず、その利用率は1%にも満たない

わけです。

 

つづいて、それが肌に行くかどうかわからない・・・

という話ですが、

 

コラーゲンを飲んでも、アミノ酸に分解されて、

結局は肌になるわけではない、

筋肉かもしれないし、骨かもしれないし、

内臓かもしれない。

 

セラミドだって、同じで、肌になるとは限らない!

ってなわけです。

 

一応、肌にはなります。

こちらを参照してみてください。

 

確かに、100%ってわけではないでしょうが・・・

 

一応、その他のデータです。

ビート由来

米由来

 

一丸ファルコス社のコメセラミドは

臨床試験もしてますが、さすがにデータを公開してないですね。。。

 

サプリメントの原料って、

本当に意味あんの?ってやつは山ほどありますが、

セラミドに関しては、非常に効果が高い原料である

と個人的には感じています。

 

さてさて、食べるセラミドはグルコシルセラミドという、

セラミドに糖が結合したものですが、

 

はじめから、セラミドを取ればいいかというと、

そうじゃあないんです。

 

今あるヒト型セラミドは、酵母にグルコシルセラミドを

作らせ、それを酵素で分解し、セラミド1だの2だの

というやつにします。

 

つまり、やろうと思えば、できるわけです。

 

しかし、なぜしないか?

それは、角質層ではセラミドという形だけど、

真皮層ではグルコシルセラミド、もしくは

スフィンゴミエリンなので、経口摂取はこちらのほうが

適しているのです。

 

逆にセラミドを直接摂取しても、

吸収されずに無意味らしいです。