意外に信じている人が多い、お肌の迷信
①肌は甘やかすとサボるようになる
よく言われるのが、若い人が、年輩の人が使うような
高価な美容成分たっぷりの化粧品を使うと、
肌が怠けてしまうから、そんなものは使ってはダメだ・・・
という話です。
同様の記事はこちら⇒肌を甘やかす?
科学的にはそのようなことはないわけで、
むしろ、「若い時からしっかり手入れしておけば・・・」
と後悔されている人は多いのではないでしょうか?
「若いのにそんな贅沢してんじゃねー」
といったやっかみもなくはないみたいです。
結局、体にいいものを若い時から食べていくと、
体が怠けるということはないように、
肌に良い成分を若い時から補っても、
肌がサボるようになるわけではないそうです。
たまーに、セラミドを肌から補っていると、
体がセラミドを作らなくなると心配される方が
セラミドの生成にはターンオーバーが関わっています
ので、ターンオーバーが正常である限り、
セラミドは正常に作られます。
余分なセラミドは再びスフィンゴスミエリンに可逆的に
変化するだけなので、問題はありません。
②ファンデーションは皮膚呼吸を妨げる
皮膚は実際に呼吸していますが、極々僅かです。
呼吸の大半は肺で行われています。
(当たり前といえば、当たり前)
皮膚を始め、脳、内臓すべてに血液を通して、
肺で得た酸素を供給しているわけです。
皮膚呼吸が妨げられても問題はないのです。
皮膚呼吸云々を気にするよりも、
血行を気にしたほうが、よほど肌の健康に
繋がるわけなのです。
③化粧品を手でつけると、手が吸収してしまって勿体ない
手で化粧水をつけると、手が吸収してしまうので、
コットンがオススメ!という訳のわからないことを
主張している人がたまにいますが、
手の平は、毛穴がないので、
顔よりも全然吸収されにくいです。
また、機能的に、手は色々なものを触れるため、
一番吸収されにくい部位なわけです。
ただし、手がガザガザで、メッサ乾燥している
場合は別です。
むしろ浸透させておいた方がよいです。
④化粧品はたまに変えたほうがよい
肌が慣れてしまうと、効果が薄れるので、
定期的に変えたほうがよいという話は、
化粧品を乗り換えさせるための口実であって、
根拠はありません。
肌に必要なものは、常に変わらないのですから・・・
ただし、最近肌の調子が悪いな、
なんだか物足りなくなってきたな、
お肌の老化が気になってきたな、
というのは変え時のサインかもしれません。
スキンケアは肌をいつまでも若々しく保つために
行っているのですが、今の現状は、それを許しては
くれず、年齢に応じてスキンケアを変える必要が
あります。
スキンケアのレベルの問題もありますし、
食事、睡眠、運動などの生活習慣も関わりますので、
総合的なケアが必要なわけなので、
しょうがないといえばしょうがないことなのですが。
コメントをお書きください