美容のキーワードになるはずだった『抗糖化』
あなたは、『抗糖化』という言葉をご存じでしょうか?
確か2010年に、大手の化粧品が大々的に取り上げた
のですが。。。
(どこかも忘れましたが)
2011年には様々な抗糖化原料が出てきて、
サプリメント業界でも多少は盛り上がりました。
おそらく、ほとんどの人が、
「抗糖化って何?」って感じじゃないでしょうか?
化粧品業界でも、ほとんどその言葉を聞きません。
まず、『糖化』についての説明ですが、
近い言葉に『酸化』という言葉があります。
酸素が結びついて、物質が変性してしまうことです。
リンゴが変色したりするのもそうですね。
ヒトの体も、日々酸化しているわけですが、
その酸化が老化の原因であり、病気の原因である、
だから、抗酸化物質をとると体にいいというわけです。
正直なところ、抗酸化により老化や病気を抑制できる
というよりも、別のメカニズムが働いているのでは
ないか?と個人的には思っています。
抗酸化系の原料は、ほとんどポリフェノールです。
ポリフェノールが体にいいのは間違いないわけですが、
ポリフェノールにも色々あり、それぞれが様々な働きを
します。
話が逸れましたね・・・
『糖化』とは、物質に糖が結びつくことで、
これまた、老化の1つの原因だというわけです。
分かり易い例を出すと、
ヒトの肌は、コラーゲンが存在し、
美容に大きく関わっています。
コラーゲンは3重螺旋のタンパク質のすが、
そこに、糖が結びつきます。
つまり糖化です。
すると、今まで柔軟でしなやかなコラーゲンが、
固く、弾力性のないものになります。
結果、肌の弾力が失われるというわけです。
コラーゲン以外にも、タンパク質と結びつき、
劣化タンパク質になります。
筋肉、骨、血管などなど。
体が固くなってる?
もしかしたら、糖化してるかも・・・
糖化から引き起こされる病気として、
肌の老化をはじめ、骨粗しょう症、動脈硬化、
白内障(糖尿病の合併症)、アルツハイマー病、
などなどが言われます。
美容にも健康にも関わるなら、
注意しなきゃ!と思われると予想したわけですが、
市場は、
「分かりにくい」
「酸化と区別がつかない」
「そもそも、酸化って?」
という状況なので、受け入れてもらえませんでした。
(正直に言えば、抗酸化の市場も失敗しています)
ちなみに、劣化タンパク質の肌への蓄積は、
40代で10代の1.5倍になるそうです。
(これもインパクトがないです)
さてさて、糖化を防ぐため、何をすべきか?
というと、糖の摂取を控えましょう~
という当たり前のことでは、怒られてしまうのですが、
糖化を紹介してある記事にはそう書いてあるので・・・
当初、抗糖化が言われだしたときは、
AGハーブミックスという原料しかありませんでした。
正確には、抗糖化についてのデータがありませんでした。
近年は、花などの色素に、抗糖化作用があることが
分かっています。
サクラ、キクなどでデータが取られていますが、
おそらく、天然色素系のものは、その効果がある
と思います。
結局、抗酸化成分と、抗糖化成分は
ほとんど変わらなくなると思います。
日々の食事から、緑黄食野菜を沢山とりましょう~
というのが、基本的な対策ですね。
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