菌株ってわかります?
腸に良いと言えば、乳酸菌なのですが、
今は色んな種類の乳酸菌があります。
LB81とかシロタ株とか・・・
そもそも、菌株って?
って人のほうが多いんじゃないのかな~
と思い、ちょっと説明していきましょう。
まず、乳酸菌とビフィズス菌。
正直、区別つきにくいですよね?
混乱の原因は、乳酸菌というのは、
乳酸を作る、体に良い菌の総称だから。
つまり、ビフィズス菌も乳酸菌の括りに入ります。
乳酸菌の1つが、ビフィズス菌ということです。
まず、ビフィズス菌ですが、
ビフィダム菌、ロングム菌、アドレスセンティス菌、ブレーベ菌に
分けられます。
ラクトバチルス菌であれば、
ブルガリア菌、ラムノーザス菌、ガゼイ菌、ガセリ菌に分けられます。
スプレプトコッカスは、サーモフィルス菌です。
ここからさらに細かく分けたのが、株になります。
例えば、同じガゼイ菌でも、
大根から見つけたガゼイ菌をDK株、
イチゴから見つけたガゼイ菌をIT株
人から採取したガゼイ菌をHM株
などなど、勝手に名前つけていきます。
(たとえ話なので、大根から乳酸菌が取れるかどうかは知りません)
色々な菌を、色々な実験で競わせ、
優秀だったものを選別していくわけです。
これは花粉症に対して優れている菌株だ、とか、
これは便通改善に優れている菌株だ、とかね。
ガゼリ菌SP株を使用している、「ナチュレ 恵」
日本人の腸内からとった乳酸菌だとか。
皮下脂肪を減少させる効果が認められているので、
下っ腹が気になる人は、続けてみては?
個人的にはスーパーで安売りしていることが多いし、
味も癖がないので、よく食べてました~
GG株(ラクトバチルス)を使用している、「おなかへGG!」
アトピー性皮膚炎の症状を減少させる効果が認められていると、
アトピーの方の間では有名なヨーグルトだとか。
発見者の頭文字(ゴルバッハ ゴルディン)を菌株名に
つけたというのが、株名の由来だとか。
LG21株を使用している、「LG21」
正式な菌株名はガッセリーOLL2716株だそうです。
胃のピロリ菌を減少させる効果が認められているます。
経験的なことですが、胃腸風邪のときに、
大量にとると、治りが早いです。
(個人的な話です)
LB81株を使用している、「明治ブルガリアヨーグルト」
正式には株ではなく、ブルガリア菌とサーモフィラス菌の
混合菌株だとか。元々、ブルガリアの伝統的なヨーグルトを
作るときの手法だそうで。
便通効果が認められているます。便通改善により、
肌荒れ改善効果も確認されているとか。
さらに、腸のアンチエイジング効果も認められているとか。
ロングセラー商品なだけはありますね。
あとは、Bb-12株(ビフィズス菌)は免疫活性に効果があります。
シロタ株はヤクルトの持ち株ですね。こちらも免疫系です。
補足ですが、
ビフィズス菌が多い=腸年齢が若い、
という説もあります。
新生児では90%がビフィズス菌に対し、
離乳食を食べだすと、10%まで急激に減少、
60歳には1%に満たないとか。
まあ、乳酸菌よりもビフィズス菌のほうが優れている
という根拠は示されたわけではないのですが。
また、もう一つの乳酸菌の議論で、
死菌と生菌どちらが良い?
という議論がされています。
ヨーグルトは乳酸菌が生きていないと、
ヨーグルトとは言えないので、生きて腸まで届くことを主張します。
ただし、定着するとは一言も言っていません。
ほとんどは、便と共に出て言ってしまいます。
また、死菌が効果がないかというと、
そういうわけでもないわけで。
色々なエビデンスデータはあります。
サプリは生菌が使えない(工場が嫌がる)ので、
死菌がメインですし、生きているといっても、
製造時に生きてるだけで、あなたが使うころには
死んでますから・・・
この辺の議論も、まだ決着はついていません。
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