プロテオグリカンって知ってます?
個人的には割と思い出深い成分です。
「プロテオグリカン」
一番最初にサプリメント作ったのがコレでした。
北海道の建築屋さんだったと思います。
鮭の鼻の軟骨から取れる成分だそうで、
1kgあたり180万とかいってたかな?
それをハードカプセルに100mg入れるって・・・
1粒180円でっせ、原料価格で・・・
30粒入れたら、5400円なり~
いくらで売るつもりだ?
というのが印象的でした。
さてさて、プロテオグリカンとは何ぞや?
ということですが、
簡単に言えば、コンドロイチンとタンパク質が
ある一定の法則になっている化合物です。
分子量はかなりデカいです。
軟骨などの基盤になる物質といったところでしょうか。
今でも高価な原料ではありますが、
当時から比べたら、1/3くらいの価格になっているので、
使いやすいと言えば、使いやすくなっています。
(画像は一丸ファルコスさんから拝借してます)
関節関連のサプリメントで使いたいとの
ご要望が多かったのですが、
市場価格に合わないとのことで、
尽くほかの原料に変えましたが・・・
関節市場ではどうしてもグルコサミンが強く、
2,3千円代の商品が多いです。
(まあ、●潤みたいな商品は例外でしょうね)
関節痛で、グルコサミンをとお考えの方は、
正直、グルコサミンだけではダメなんです。
コンドロイチンも必要です。
グルコサミン1200mg/日
コンドロイチン800mg/日
DHCで別々に買ったほうが、
一番コスパが安いかな・・・という感じです。
注意点は、コンドロイチン硫酸として800mgという点。
国内の商品はサメ軟骨(コンドロイチン含有)という形で
配合量を表示しています。
通常20%品がスタンダードなので、
コンドロイチンとしては全然足らないわけなのです。
ご参考までに・・・
さて、プロテオグリカンに話を戻しますが、
関節市場では正直、価格が合いません。
しかし、美容素材としてであれば・・・
特に化粧品であれば、まだ勝負できるかもしれません。
保水効果とか、ヒアルロン酸産生効果とか、
色々ありますが、
ぶっちゃけ、この大きな分子は肌に浸透しないので、
これらの効果はインビトロの話で終わってしまうと
思われます。
それはヒアルロン酸やコラーゲンと同じなので、
あえて触れませんが、
プロテオグリカンの凄いとこは、
そんなところではないのです。
プロテオグリカンにはEGF様作用があるのです!
EGFそのものは、塗布での効果が認められている
わけでして、それに近い作用があるなら、
化粧品原料としては期待できるわけです。
EGFは今後医薬品でしか使えなくなる可能性が高いわけですし、
他のオリゴペプチド系は化学合成品なわけなので、
天然由来のEGFというのは、
コピーとしてはなかなかなんじゃないかな~と。
ヒト型だったら、文句無しなんですけどね。
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