セラミド合成促進剤
茯苓(ブクリョウ)がセラミド合成を促進するらしいです。
茯苓とは何かといいますと、
キノコの菌核を乾燥したもの。
(サルノコシカケ科のキノコです)
菌核とは簡単に言えば、菌糸が固まったものです。
この茯苓の菌核から抽出したエキスが、
セラミドの合成を促進するとのことで、
特許を取られています。
面白いデータが、
溶剤で肌のバリア層を壊したあと、
通常1週間たっても半分回復しないところを、
3日で改善し、1週間でセラミド量が3倍との
データです。
なかなかの即効性ですね。
濃度10%なので、超高濃度ですけどね。
インビトロの実験ではありますが、
セラミド合成、セラミド合成遺伝子の発現も、
高いレベルで促進しています。
ただ、比較対象で使われている、
ニコチン酸(ナイアシン)のデータも
気になるところではあります。
茯苓0.01%と同等の効果が
ニコチン酸でもでているわけですよ。
漢方なので、ナチュセラローションに
+αするにはうってつけですが、
価格と相談すると、
ナイアシンでいいかな~
なんて思ってしまうわけです。
(まだ予定はないですが、将来的にはって話です。)
ブクリョウエキスを使った商品はチラホラありますが、
セラミド云々といっているところはないですね。
特許の絡みですかねー
ちなみに漢方では、
利尿作用があり、余分な水分を取り去り、
巡りをよくするものだそうです。
その他、鎮静作用、健胃作用、めまい、動悸に
いいとされています。
副作用として、便秘になることがあるとか。
セラミドの合成促進以外にも、
抗炎症作用が期待できそうですね。
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