発酵コラーゲンって何?

発酵とは?

発酵コラーゲンと聞いて、

あなたはどのようなイメージを抱くでしょう?

 

「発酵してあるから凄そう!」

と思われる方がほとんどだと思います。

 

業界の人間であれば、

「はぁ?!何言ってんの?」

となるのですが・・・

 

まず、発酵とは何かと申しますと、

大きくわけると2通りの意味があります。

 

1つは菌により、有用物質を作る工程ですね。

納豆、ヨーグルト、その他諸々です。

 

従来の原料を菌により作用させることで、

新しい有用成分ができれば、それは発酵です。

 

新しく何ができた?

というのを示すのが大変面倒なので、

たいていはアミノ酸の数値が上がった

ということで誤魔化します。

(他にも有用成分はあるはずですが、

それを同定しようとすると、莫大な金と時間がかかります。)

 

もう1つは酵素処理により、

分解したものを発酵と呼びます。

 

例えば、高麗人参のサポニンを酵素で分化した

ものを発酵高麗人参と呼びます。

 

人はサポニンを分解する酵素を持っていないので、

腸内細菌に依存しています。

 

そのため、高麗人参の効果には個人差が大きいです。

血圧があがると言われますが、これは分解不足による

一種のアレルギー反応といえます。

(タンパク質の未消化物の吸収がアレルギーであるから)

 

また、歳をとると腸内環境が悪化し、ほとんどスルーしてしまう

という事態も起きます。

 

で、あらかじめ、サポニンを酵素で分解したものが

韓国で作られて、様々なデータが取られています。

 

超効くのですけど、国内流通は窓口がコロコロ変わるので、

使いにくい原料でしたね・・・

 

 

さてさて、発酵コラーゲンに話を戻しましょうか。

 

現状、市場に出回っているコラーゲンは、

低分子です。

 

コラーゲンペプチドといったほうが、

響きがいいですからね。

 

含有量競争を回避するために、

低分子化の競争が起きたくらいです。

(市場にはほとんど響かなかったですけど)

 

化粧品原料は、低分子、低分子いってますもんね。

(その程度の低分子化では肌から入らんけどね)

 

つまり、低分子化するために何が行われるかというと、

酵素処理ですわ。

 

プロテアーゼでぶった切るわけですよ、

タンパク質を。

 

 

つまり・・・

全部発酵してるといえば、発酵しているわけです。

コラーゲンからコラーゲンペプチドになってますし。

(ペプチドのほうが消化吸収がいいので、

コラーゲンより優れたものになってますよね?)

 

ぶっちゃけ、全部発酵コラーゲンなんです~

 

同じことがプラセンタでも言えますね。

胎盤を抽出した後、酵素処理をします。

 

この酵素で、何を使うかで効果が大きく変わります。

ここだけの話、スノーデンのプラセンタは別格。

医薬品のプラセンタを扱っているだけはあります。

ここで使われている酵素は、社長とその親族しか

知らないとか・・・

 

で、全部発酵プラセンタなんですけど、

今はほとんど主張しているところを見なくなりましたね・・・

淘汰されたのかな?

 

ついでに言えば、黒ニンニクのことを発酵ニンニクと

称しているところもありますが、

 

あれは熟成ですね。

 

特許の絡みで、菌を添加しているところもありますがね。

(たぶん無意味です)