食べるセラミドはどれを選べは良い?!
化粧品とサプリメントでは『セラミド』という言葉の意味が違います。
化粧品のセラミドは、本来の意味でのセラミドです。
セラミド1とかセラミド2とか呼ばれます。
ただ、一部でグルコシルセラミドなどの糖セラミド、
スフィンゴ脂質などをセラミドと呼んて販売していると
こともありますが。
一方、サプリメントのセラミドは、グルコシルセラミドを指します。
通常、自然界からセラミドを採取するのが非常に困難である
という理由と、
合成セラミドでは、採取するときの
有機溶媒が食品では使えないものであるためという
2つの理由から、サプリ業界では本来の意味での
セラミドが存在していません。
食べるセラミドの種類
まず、大きく分けると
植物由来と動物由来に分けられます。
植物由来は主流のところをいうと
米由来(一丸ファルコス)
米糠由来(オリザ油化)
小麦由来(日本油脂)
蒟蒻由来(ユニチカ)
大豆由来(東洋新薬)
甜菜由来(明治フードマテリアル)
トウモロコシ由来(日本製粉)
といったところです。
キノコ由来(舞茸、タモギ茸など)、
パイナップル由来、リンゴ由来などは
マイナーですがあります。
ちなみに、すべてグルコシルセラミドであり、
0.3~20%と濃度は幅広いです。
正直、どれがいい・・・・というのはありません。
コストと相談して、一番コスパの高い
原料を使うことになります。
エビデンスも、どれもちゃんと出てますからね。
動物由来は、
乳由来と魚由来があります。
乳由来はミルクセラミドと呼ばれ、
除タンパク質・乾燥処理して乳脂肪球皮膜を濃縮したものです。
乳脂肪球皮膜とは、リン脂質膜により、乳脂肪が乳化されたものです。
魚由来はマリンセラミドと呼ばれています。
鮭の皮からコラーゲンを抽出した残りから、
再度抽出されるのがマリンセラミドです。
で、どれがいい?という話ですが、
作り手としては、植物由来のものを使ったほうが
無難であると思われます。
あとは、配合量ですかね。
多いほうがよいわけです。
理由はミルクセラミドは消化吸収が非常に悪い点、
牛乳飲めば取れてしまう点があります。
半分くらいは人が使えない型だとも言われます。
マリンセラミドは消化吸収がよく、
再利用率が高いと言われますが、
コストパフォーマンスが悪すぎます。
(植物の10倍の価格)
10倍効果があればいいのですが、
そこまでは変わらんですからね。
弊社は、上記のどれにも当てはまらない
焼酎もろみ由来のセラミドを使っています。
正確には焼酎もろみ粉末にセラミドが入っている
という言い方のほうがいいかもしれません。
最初にいった、食べるセラミドに、
セラミドは存在していないといいましたが、
素肌セラミドの原料である焼酎もろみには、
正直、グルコシルセラミドではなく、
セラミドが体内でどのような反応をするのかは、
分かっていません。
吸収がいいのか、それとも全く吸収されないのか、
効果があるのか、ないのか、
よくわかりません。
ただ、直接的にセラミドを取るには、
焼酎もろみ粉末が最適だったわけです。
(ちゃんとグルコシルセラミドも含まれるので、
そちらの効果はちゃんとあります)
もう、未知数なので、とりあえず試してみて!
というのが本音です~
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