リピジュアって何?

リピジュア配合って書いてあるけど、説明ほとんどないんですよね~

リピジュアとは日油さんが商標登録しております。

LIPIDURE®(MPC)とは・・・

 

リン脂質の類似構造をもった水溶性ポリマーです。

浸透するのではなく、膜を構成して、

保湿したり、滑らかにしたりします。

 

合成ポリマーの凄いのって感じでしょうか?

 

世界で280社、2600品目の

医薬品や化粧品に使われているそうです。

リピジュアとは

リピジュアの機能性

①バリア機能

元々人が持つ生体膜の上に膜構造を作ることで、

水分の蒸発と刺激物を防いでくれます。

その保湿力はヒアルロン酸の2倍だとか。

 

②耐水性

水洗いしても、バリア性を保持するそうです。

水に強いので、汗なんかでは簡単に落ちません。

 

③防御反応抑制

拒絶反応やアレルギー反応を、膜で遮断することで、

直接の接触を避けることで、軽減できます。

 

これを使うメリットは、膜を張るので、

物理的に確実に保湿、バリア機能を

付加できます。

 

また、手触りもなめらかになります。

 

なお、ヒアルロン酸、

1gで6リットルの水を保水できるとの

キャッチコピーで有名ですが、

 

あれだけの水分を保持できるのは、

ヒアルロン酸が高分子であるから。

 

100万~300万くらいの分子量です。

(コラーゲンの10倍くらい)

 

これは肌に浸透しませんので、

天然のポリマーといえます。

(肌の表面で膜形成します)

 

ヒアルロン酸を塗ると、肌がスベスベするのは

そのためです。

 

低分子ヒアルロン酸といっても、

10万くらいあります。

コラーゲンペプチドの100倍の大きさですね。

 

はたして角質層にも届かないのではないでしょうか?

しかも、低分子にすると、保水力が劇的に落ちます。

(器が小さくなるので、当然といえば当然)

 

ヒアルロン酸が肌まで浸透云々言っているのは

ちょっとした疑問がでてきます。

 

そこまで小さくして・・・

保湿力あるの?と。

 

 

このポリマーの理論は、

本来のバリア機能を果たしているセラミド不足を、

肌を覆うことで、カバーしようという、

なんとも対処療法的な措置です。

 

血が出ているので、

絆創膏を貼った・・・

というのに近いと思います。

 

それに、皮脂によるバリア機能、保湿機能は、

微々たるもので、そのほとんどはセラミドが

担っているということが分かっているわけです。

 

セラミドを補って、さらに蓋をするなら・・・

ありなのかな~