弊害盛りだくさん!砂糖の取り過ぎに注意
砂糖を取り過ぎると老化が早くなる
老化の原因の1つ、「糖化」を起こすのが、
文字通り、糖ですから、
糖が体内に沢山あれば、
糖化が起こりやすいのは当然なわけです。
人間の主要構成物質であるタンパク質に
糖が結びつく現象で、メイラード反応とも呼ばれます。
簡単に言えば、アミノ酸で構成されているタンパク質に、
糖が勝手にくっ付いて、物性を変えてしまう現象です。
この糖化したタンパク質を老化タンパクと呼びます。
実際に美容に関わる部分でいけば、
肌を構成しているコラーゲン。
コラーゲンはほぼ100%アミノ酸から構成されるタンパク質です。
コラーゲンは肌の柱の役割をしています。
これが糖化することで、コラーゲンが固くなります。
固くなると、弾力がなくなります。
お肌に弾力がなくなるのも、そのためです。
また、弾力がなくなると、脆くなり、
構造が簡単に変化してしまいます。
つまり、シワができやすいわけです。
また、糖化すると変色するので、
肌がくすんだようになります。
しかも!
不可逆性の反応なので、
一度糖化したタンパク質は、代謝されるまで
ずっとあるわけです。
抗糖化作用のあるものはありますが、
糖化を治すものが現代科学では不可能なのです。
果糖がヤバイ!!
砂糖とは、一般にショ糖のことで、
果糖+ブドウ糖で構成されています。
果糖単体はフルクトースと呼ばれます。
果糖の糖化させる作用は、
なんと、ブドウ糖の300倍!!
砂糖を取ればとるほど、糖化を招くのは、
この果糖であるといっても過言ではありません。
砂糖を取り過ぎる事で起こる害
①ボケやすくなります
糖は神経を侵します。
糖尿病の合併症は、神経、腎臓、目ですからね。
また、過剰な砂糖の摂取はうつを招くという報告があります。
過剰な糖分を摂取すると、脳が
「もっと食べろ」
という指令をだすためのホルモンを出します。
結果、食欲を抑えるオキシトシンの分泌が減るそうです。
オキシトシンは愛情ホルモンと呼ばれ、
人とのコミュニケ―ションを円滑にするためのものです。
この濃度が低下すると、うつ、引きこもりになると言われ、
その対処薬としてオキシトシンが使われることもあります。
②イライラする
糖を吸収するとき、カルシウムを消費します。
大量の糖をとると、大量のカルシウムを消耗します。
カルシウムが不足するとイライラするのは有名な話ですよね。
当然、骨も脆くなるので、骨粗しょう症の原因にもなります。
③アレルギーの悪化
明確な関連性は示されていませんが、
アトピーや花粉症が糖分の制限で緩和すると
いう報告は多いです。
原因の1つとしては、血糖値が上がると、
血中の免疫等が正常に働きにくい環境になる
ため、異常を正せないのではないのかもしれません。
(炎症を起こすも、抑えるのも結局は免疫ですから)
④太る
消費されない糖は、脂肪に変換されて、
蓄積されます。
一度ついた脂肪はなかなか消費されないのは、
ご存じ通りです。
その他、生理痛の原因、がんのリスクの向上、
冷え性の誘発、動脈硬化、糖尿病などなど、
盛りだくさんです。
どうすればよい?
1日の摂取目安が10gだそうです。
コーラ1本(500ml)で65gだそうです。
缶コーヒーで50g・・・
恐ろしい話ですな。
甘い飲料は控える、お菓子は控える、
基本といえば基本ですが・・・
できれば苦労しないですよね~
日本人の半分は砂糖中毒と言われるくらいですから。
極力さける、という姿勢は大事だと思います。
また、一緒に黒砂糖、キビ糖などは、
白砂糖よりも吸収が緩やかであることと、
ミネラル分を含むので、体に負担が少ないです。
(当然、取り過ぎは不可ですが)
コメントをお書きください