展示会 その裏側

展示会はBtoBの商談の場です

東京ビックサイトでは、毎日何かしらの展示会が開かれています。

 

健康食品の関連であれば、

健康博覧会、食品開発展、健康食品・サプリメント展、ifiaかな~

ifiaは原料メーカーがこぞって参加する展示会です。

 

この展示会、なにが目的かというと、

BtoB、つまり会社対会社の商談の場なのです。

出展側のメリットは新規顧客の獲得ができるとこ。

普段はアポイントを取るのも難しいところも来ているので、

新しい取引のチャンスなわけです。

 

出展者のメリットは業者がまとめて出店しているので、

いっぺんに話を聞けるところですね。

 

 

さて、この展示会、一般の方にはなじみがないと思うので、

出展社側の視点でお話ししようと思います。

 

出店する費用はマチマチですが、

1コマ35万~45万くらい。

ある程度の会社だと2~4コマで出展します。

 

んでもって、ブースの装飾しなければなりません。

その費用は100万~500万。

 

このブース業者がピンキリなわけですが、

安かれ悪かれってところはありますので、

安いところは注意です。

 

イメージと全然ちゃうやんけ!!

ってことになりますし、

その場での対応力が低いことが多いです。

 

「それはできません」

「無理です」

というのを平気な顔でいう会社が多いです。

 

後は、パンフレットなどの配布物、

ポスター、試作品など、諸々の費用、

スタッフの宿泊料、交通費、

コンパニオンなどなど、必要経費がもろもろあります。

 

如何に興味をもってもらえるか、

ということに工夫を凝らすわけですが、

 

何を出展するか?が問われます。

 

周りは同業者ばかりです。

サプリメント作れますとか、化粧品作れますとかでは、

目立ちません。

 

他所と違うことできます!

というアピールをしなければならないわけです。

 

半年、1年スパンで準備をするのですが、

通常業務の中、社歴の浅いものが担当する

ところがほとんどです。

 

しかも、毎年でるわけですからね。

ネタもなくなってきます。

 

そんなわけで、毎年代わり映えしない状況になっています。

 

また、来る面子もいつも同じです。

 

弊社のような、できたばかりの会社を相手にしても

仕方ないわけです。

 

そうなると、その業界で長く安定して存在しているところは、

そんなに多いわけではありません。

 

必然的にマンネリしてくるわけなのです。

 

で、当日の目的はひたすら名刺を集めること。

名刺をもらって、その後、営業をかけます。

 

名刺交換して、実際に訪問するのは1割くらい。

さらに実際の商談になるのはさらにその1割。

 

なかなかの徒労ですな。

 

展示会は一般の方も入場できます。

 

ただし、こういう方は冷たい扱い受けますので注意(笑)

・クレクレさん

サンプルを配っていますが、クレクレオーラ全開だと、

ゴミを見るような目で見られますので控えましょう。

 

・知ったかさん

おじいちゃんに多いのですが、知ったかで難しい質問してきます。

知ってる感をアピールしたい気持ちはわかりますが、

早く追い払うことに注力しているのを察してあげてください。

 

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