乳酸菌はこれだけ知っておけば充分!?
乱れた腸内環境を整えるものといえば、
乳酸菌が一番に頭に思い浮かぶのでは?
新しい菌株は当然、ビジネスになるので、
各社、常に新しい菌株を見つけるため
日夜、血眼になって探しているわけです。
今後、まだまだ新しい菌株がでてくるでしょうが・・・
今のところ、上記14種を抑えておけば、
だいたい知ってると言えるのでは?
LB81菌
ブルガリア菌2038菌とサーモフィラス菌1131菌が
組み合わさった菌。本場ブルガリアでは伝統的に
使用されてきたものです。
働きは悪玉菌を減らし、善玉菌を増やすこと。
毎日500g食べれば、便の質、回数が正常化し、
体臭、便臭が緩和されたことが確認されたとか。
(そんなに食えんわい)
100gでもそれなりに効果が確認されています。
肌については乾燥肌に、有意な効果が確認されています。
BB536株
世界初、食用で採用されたビフィズス菌。
酸や酸素に強く、生きたまま腸へ届きます。
腸の蠕動運動に欠かせない、酢酸、乳酸を生成します。
(酢はアミノ酸じゃない、酢酸だとの主張はココから)
BB536株を20億個以上、2週間にわたって摂取した結果、
スギ花粉に対して、有意に改善されたとか。
(個数言われてもイマイチわからんかもですが)
LGG菌
マルチに効果があることで、世界的に注目を
集めている乳酸菌の1つ。
家系的にアトピーがある家庭を対象に、
妊婦に出産予定日から2~4週間、
出産後6か月間、LGG菌を取り続けた結果、
非摂取妊婦の子と比較すると、
アトピーの発現率が半減した、との結果が。
また、脂肪の分解を促進し、脂肪の合成を抑制
に関与していることが報告されています。
LKM512株
マウスの寿命が延びたという報告があり、
長寿効果が期待されるビフィズス菌。
アミノ酸の一種のポリアミンが
増える環境を作ることに貢献しているそうです。
ポリアミンそのものも、注目の成分で、
細胞分裂などに関与する成長因子。
最近では粉ミルクにも含まれています。
年齢と共に減少するので、老化因子の1つとも
考えられています。
美容成分として、サプリメントでは使ってましたね。
DNA修復効果もあります。
KW3110株
免疫のバランスを整えてくれる能力が強い
乳酸菌なので、アレルギー関係、免疫強化など
が期待されます。
アレルギー反応を緩和してくれる
ことが確認されています。
1073R-1菌
ブルガリア菌の一種でEPSと呼ばれる
多糖類を生成するのが特徴。
EPSは免疫を活性化させることが知られています。
(キノコ系のものに近い作用ですね)
加齢に伴う免疫低下を、
毎日90g、3ヶ月摂取した結果、
上げることができたとか。
普段からとれば、風邪へのリスクが60%減少する
との報告も。
インフルエンザなどの感染症予防に期待されています。
シロタ株
ヤクルトの創始者、代田博士が培養した乳酸菌。
シロタ株100億個以上、4週間摂取で、
善玉菌が3倍、悪玉菌が1/5になると言われます。
O-157の増殖予防効果も確認されています。
L-55株
赤ちゃんのお腹から見つかった乳酸菌。
アレルギー抑制効果が高く、
スギ花粉患者を対象に実験した結果は、
有意に目のかゆみが改善されたとされる。
ウイルス耐性も高めてくれるので、
インフルエンザなどの感染症予防にも
期待されている。
BE80株
生きて腸に届けることに注力して選抜された
ビフィズス菌。
他の乳酸菌よりも耐酸性が高く、
しかも生命力も高いため、
製造後、通常の乳酸菌はどんどん死んで
減っていくのに、この菌はほとんど変化がなく
存在し続けます。
1日3回、125gを食べ続けた結果、
40%で便通改善効果が確認されています。
(ちょっと微妙)
SBT2055株
元々健全な日本人には多く住んでいる乳酸菌。
世界で初めて、経口摂取で腸管への定着が
確認された菌株です。
1日200g食べれば、平均内臓脂肪面積が4.6%、
皮下脂肪3.3%の減少が確認されています。
まさにダイエットヨーグルトですね。
HN019株
2000種類の中から、最も高い能力を
もった菌株として選び出されたエリート菌。
腸内フローラの改善、悪玉菌の抑制、
吸収機能の改善などが期待できます。
また、ガン細胞をやっつけるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)
の活性が2倍になることも報告されています。
GCL1176株
カスピ海ヨーグルトを生み出す菌。
高い整腸作用があり、便通改善への
有用性は確認済み。
花粉症をはじめ、各種アレルギーにも
威力を発揮することから、免疫のバランスの
調整にも関与することが示唆されています。
クレモリスFC株
カスピ海ヨーグルトを作り出す乳酸菌で、
腸内環境を整えると共に、
お肌の調子も整える効果が高いです。
アトピー性皮膚炎の抑制効果にも
効果が確認されています。
また、食後の血糖値の上昇を穏やかに
することから、糖尿病の予防にも期待が
高まっています。
ラブレ菌
植物由来の乳酸菌。
京漬物「すぎく漬け」から発見されました。
以外なのが、植物由来のほうが、
腸内で生き抜く力が強く、
その中でもトップクラスなのが、
このラブレ菌。
免疫活性の力が特に注目されています。
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