SPFとPAについてのウンチク
SPF値とは?PAとは?
SPFもPAもどちらも紫外線をカットする
強さを表していますが、
SPFがUVB(紫外線B波)、SPがUVA(紫外線A波)を
防ぐ強さになります。
SPF値
SPFは2~50までの数値で表されますが、
多ければ多いほど、UVBによるサンバーン、
つまり、肌が真っ赤に焼ける状態を引き起こすまでの
時間を引き延ばしす力を示します。
上のグラフは、SPF値と紫外線の防御率を
表したものですが、
SPF10以上は、信用性に欠けると言われます。
ぶっちゃけ、10以上あれば、そんなに変わらない
のではないか?と言われています。
50までしかないのは、
それ以上は信憑性に欠けるということなのですが、
SPF値15以上は、効果的には大差がないと言われます。
SPF15の時、遮断率は94%
SPF30の時、遮断率97%
SPF50の時、遮断率98%
もう、ほとんど変わらなくないわけですよ。
まあ、50がMAXなので、
「SPF値50が最高!」
となるのは当然かもしれませんが、
無理に余計なものを入れて、
数値を上げることに、何の意味があるのでしょう?
数値の高いものをつけるより、
数値の低いものを小まめにつけたほうが、
肌に負担は少ないですし、
確実に肌を守ってくれます。
PA
PAは+、++、+++、
最近では++++まであります。
これまた、高ければ高いほどいい、
という印象が強いですが、
日常生活では++で充分。
もちろん、アウトレジャーなどの場合は、
+++以上は欲しいですが・・・
お肌と相談して、使い分けることが大切です。
ここから余談ではあります。
表示にはお金がかかるΣ(¥口¥)
SPFとか、PAとかはパッケージに記載
する際には、試験をしなければなりません。
まあ、正しい数値を出す必要性はあるので、
それはいいんですが・・・
その試験に60~70万くらいかかるそうです。
実績のあるものをベースにしているので、
数値は確実にあるのですが、
処方が若干変わったということで、
測り直しをしなければならないのです。
うーん、かなり悩む・・・
(たぶんしません)
紫外線吸収剤がなぜ悪い?
紫外線吸収剤が嫌われるのはなぜでしょう?
汗で落ちにくく、確実に紫外線を防いでくれるものです。
以前、紫外線吸収剤に発ガン性が見つかって、
使用制限なんかができたあたりから、
言われるようになったみたいです。
現状、そういったものを使っているところは少ないとは思いますが・・・
肌に優しくないといったイメージが強いので仕方ありませんね。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収し、熱に変えて放出します。
その際に、紫外線吸収剤は変化します。
まあ、酸化ですね。
この酸化した紫外線吸収剤が、
お肌に悪さをするのではないか?
との意見もあります。
また、1度紫外線を吸収してしまうと、
効果がなくなるので、こまめに塗らなければ
意味がありません。
それこそ、アウトドアで、
海だの山だの行くときには、
欠かせないかもしれませんが、
日常で使うには、別のモノで
代用したほうが賢い選択なのかもしれません。
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