脳梗塞について

血管疾患(脳卒中、心臓病)は動脈硬化が原因

天海祐希さんが脳梗塞で倒れたことで、

かなり関心が高まっている病気ではあります。

 

さてさて、脳梗塞とはどんな病気なのでしょう。

 

脳梗塞とは?

簡単にいうと、脳の血管が詰まること。

 

一昔は血管が切れる、くも膜下出血が多かったのですが、

こちらは脳の血管が切れて、頭で内出血を起こした状態です。

死亡率はかなり高いです。

 

高血圧を気にするようになり、

血管が切れることにより、倒れる人は年々少なくなっています。

 

一方で、血管が詰まる病気は、年々増え続けています。

 

死亡原因はガン、心臓病に続き、第3位ですが、

脳梗塞は助かる可能性が比較的高いです。

(23年度から、脳卒中と肺炎がひっくり返っているとの

ご指摘をうけました。細かく見てくれていて感謝です。

はい、仰る通りです。) 

 

そのため、死亡者の数以上に脳梗塞を発症している

人が多くいるといわれます。

 

そして、後遺症が残る場合があり、

助かっても地獄・・・というケースも多いといわれます。

 

どうして脳梗塞になるの?

我々の体の全身には血管が張り巡らされています。

 

頭の血管は、細いところでは髪の毛の1/20ほどの

細さしかないと言われています。

 

この血管は若い頃は、丈夫でしなやかなのですが、

歳を重ねるごとに、汚れ、硬くなっていきます。

 

そのことを動脈硬化といいますが、

 

その始まりは食事をするようになる

4,5歳からすでに進行していくのだそうです。

 

硬くなった血管に、ゴミが詰まれば、

そこが堰き止められ、血液が行かず、

その先の細胞が壊死します。

 

これが脳で起こると、脳梗塞というわけです。

 

 

動脈硬化の原因

動脈硬化の原因は主に3つ。

①動物性の脂

動物性の脂は40℃以下で固まりだします。

 

2日目のすき焼きに浮いてる、あの白い奴。

 

それが、ゆっくり、ゆっくり蓄積して、血管の

壁にへばりつきます。

 

②過酸化脂質

酸化した油です。

動物性の脂同様、血管にこびりつきます。

 

換気扇の油汚れが血管で起こるわけです。

 

③コレステロール

血中のコレステロール値が高いと、

白血球がそれらを食べ過ぎて、膨れ上がります。

 

それが血管を圧迫して、血管を狭くします。

 

動脈硬化により、硬く、狭くなった血管に、

脳でゴミが詰まると脳梗塞、心臓なら心筋梗塞と

いうわけです。

 

そのゴミは血栓と呼ばれます。

 

傷ができれば、血が固まり、自然に傷が治ります。

我々の血液には、血液を固める成分が元々含まれています。

 

また、固まった血を溶かす仕組みももっています。

しかし、誤ってできてしまった血栓を、溶かす仕組みが

上手く働かないと、詰まってしまいます。

 

その大きな要因が、ストレスにある、と言われます。

 

 

しなやかな血管であれば、問題なく通りぬけるのですが、

動脈硬化を起こした血管は、硬く柔軟性に欠けるため、

詰まってしまうのです。

 

 

こういう人、動脈硬化の危険性あり!

①アキレス腱の太さが1cm以上ある

そこは、コレステロールが溜まりやすい場所です。

太い人は要注意。

 

②赤ら顔

血が頭に上って、降りてきていな可能性があります。

特に脳の血管には注意が必要。

 

③呂律が回らない

言語障害の前触れかもしれません。

 

④しびれがある

血液、いってません。正座した状態が自然におきてるのです。

 

⑤物忘れが激しい

脳の一部が壊死しているかも

 

⑥足が冷える

脚に血液が回っていない可能性があります。

 

⑦小指の爪が小さくなっている

一番影響が早いのが、足の小指です。

爪が小さくなっているのは、栄養、酸素が不足しているから。

 

⑧耳たぶにシワができている

通常、耳たぶにはシワができません。

できるとしたら、細胞の壊死によるもの。

比較的危険なサインです。

 

⑨いつの間にか、青あざが

知らない間に内出血が起きています。

血管が脆くなっていますので、くも膜下出血に注意。

 

⑩こむらがえりをする

寝ているときに、足がツルひと。

血液が汚れていて、第二の心臓である、

ふくらはぎに負担がかかっているのかもしれません。

 

 

これとは別に、

高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満など、

生活習慣病の方は、さらにリスクが増します。

 

倍々でリスクがますますので、

コンプリートの方は16倍、普通の人より危ないです。

 

予防するにはどうしたらいい?

①1日2パック、納豆を食べよう

血栓を溶かす、唯一の食べ物が納豆であり、

納豆菌が作り出す、納豆キナーゼなのです。

 

ただし、納豆にはビタミンKが含まれるので、

ワーファリンを服用の方は、避けられた方がいいです。

 

②水を飲もう

朝一杯の水、寝る前の一杯の水で、

リスクを軽減できます。

 

③良い油をとろう

不飽和脂肪酸と呼ばれるものです。

メジャーなところでは、オリーブオイル、えごま油など。

魚の油であるDHAとかEPAもそうです。

 

血管にこびり付いた脂を溶かして、洗い流してくれます。

 

血管の若返りには必須です。

 

 

絶対やらないほうがいい、危険な行為

①スポーツの後のビール

運動の後のビールは格別ですよね。

しかし、命を削ってまで得るべき快楽でしょうか?

 

汗を大量に流したことで、血液はどろどろです。

 

そこでビールで水分補給・・・にはなりません。

アルコールは利尿作用が高いので、

余計に血液がどろどろに。

 

サウナの後のビールも同様です。

 

②静脈瘤を押し流がす

脚の裏側にできた、ボコボコ・・・・

なんとかしたい気持ちはわかりますが、

それをグリグリするのは得策ではありません。

 

万が一、そのゴミがはがれ、

脳内で詰まったら、即アウトです。

 

③2度あることは3度ある

一度でも脳梗塞の経験がある人は、

次もなる可能性が高いです。

 

いままで通りの生活では、かなりの高確率で

再発のおそれがあります。

 

生活習慣を改めましょう。