4つの思考スタイルと3つの行動スタイルでヒトは分類できる?!
エマジェネティックス・・・
聞きなれない言葉ですね。
正直、日常会話で聞いたことないです。
簡単にいうと、脳科学の視点から、
ヒトを4つの思考スタイルと3つの行動スタイル
に分類し、他人、もしくは自分を理解する
ためのツールです。
久々に本を読む機会があったので、
紹介しておきます。
4つの思考スタイル
コンセプト型
変わったこと、面白いことが好きなタイプ。
抽象的、感覚的、創造的、直感、想像力豊か、変化を好む
といったワードで表される思考タイプです。
ディーテル型
計画的に物事を段取り良く進めるのが好きなタイプ。
実用性重視、細部にこだわる、計画的、秩序を重んじる、慎重
といったワードで示される思考タイプです。
社交型
他人とのつながりや交流を大切にするタイプ。
人間関係重視、社会的、感情的、同情、連帯感、一体感
といったワードで示される思考タイプ。
分析型
物事を道筋立てて考え、論理を大切にするタイプ。
理論的、根拠、数字、理性、客観性、効率重視
といったワードで示される思考タイプ。
分類すると、上図のようになります。
かなり乱暴に言っちゃいますと、
コンセプト型の人は大雑把な人
ディテール型は細かい人
社交型は他人を気にする人
分析型は面倒くさい人
当然、100%コンセプト型という人は珍しいので、
それぞれが、何%占めるか、といった表現になります。
結局、割合が大きいものが強く現れるわけですが。
3つの行動スタイル
自己表現性
自分の思っていることを、他人に話したいか、話したくないか
という指標ですね。
左(弱)より、真ん中、右(強)より
自己主張性
自分の考えや意見を、他人にどれだけ受け入れて欲しいか
という指標です。
左(弱)より、真ん中、右(強)より
柔軟性
これは他人の考えや行動を受け入れる柔軟性ということ。
左(弱)より、真ん中、右(強)より
これら7つの特性を理解できれば、
そのヒトの簡易的なプロファイルが
出来上がるってわけですわ。
実際にやってみましょう~
コンセプト型
□創意工夫に富む
□独創的
□革新的
□想像力が豊か
□直感でアイデアを判断する
□幅広い視野を持つ
□既成概念にとらわれない
□変化を好む
□飽きっぽい
社交型
□人間関係を重視する
□与える対応
□愛想がいい
□情が深い
□思いやりがある
□感情移入しやすい
□感情的
□サポート役が得意
□直感で人を判断する
分析型
□筋道を通す
□理性的に考える
□知的に考えるのを好む
□客観的に物事を見る
□理論的な考え方をする
□懐疑的
□批判的
□研究熱心
□矛盾は追及したい
ディテール型
□細部にこだわる
□規律を守る
□秩序を重んじる
□ルールを守る
□手順を重視する
□現実的
□整理整頓が得意
□伝統重視
□行動の予測がつきやすい
自己表現タイプ
右タイプ
□注目を浴びるのが好き
□人見知りしない
□大勢でいるのが好き
□活発
□身振り手振りが多い
□おしゃべり
□オープン
□外向的
□感情表現が豊か
左タイプ
□もの静か
□控えめ
□少人数を好む
□安全性を好む
□冷静
□人の注目を避ける
□内向的
□感情を表に出さない
自己主張性
右タイプ
□意思が固い
□行動力がある
□競争心が強い
□せっかち
□精力的
□人の意見と衝突もいとわない
□口数が多い
□押しが強い
左タイプ
□周囲の決定に従う
□平和主義者
□対立を避ける
□調停役
□慎重
□勝つことがすべてではない
□相手を受け入れる
□消極的
□人当たりがいい
柔軟性
右タイプ
□協調性
□温和
□のんき
□人当たりが柔らかい
□選択肢が多い
□あいまいな状況に対処できる
□変化をいとわない
□順応性が高い
□サポート役にまわる
左タイプ
□頑固
□保守的
□独裁的
□決断が早い
□一度決めたことに忠実
□選択肢が少ない
□焦点が定まっている
□物事を決められることを好む
□明確な意見を持っている
さて、このエマジェネティックスは、
ヒトの優劣をつけるものではなく、
どのような結果も、すべてその人の個性、
という捉え方をします。
それに基づき、仕事や役割を
適切に采配するためのツールと
して使われています。
また、よくある「自分を変える」ための
メソッドは色々あります。
自分が変われば、周りが変わるみたな
話は、一度は聞いたことないですか?
エマジェネティックスは、そうではなく、
他人を理解し、受け入れることで、
人間関係を円滑にするものです。
今の自分の長所を見つけ、
それを活かすために使います。
他人を受け入れると共に、
自分を受け入れるのです。
つまり、あなたを肯定するためのツールです。
上手く活用してみてくださいませ。
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