高麗人参について、知らなくてもよいこと

高麗人参についてマニアックな知識

高麗人参についてはちょっとうるさいです。

 

高麗人参の市場って200億くらいあるのですが、
結構保守的です。

 

ぶっちゃけ、新規参入不可能ですわ。

そんな案件があったら、キッパイ言います。

「やめとけ」


さて、高麗人参といえば、韓国産か中国産。
国産もありますが、ほとんど流通していません。

 

まず、高麗人参は6年根、つまり6年育てたものが
一番高級で効果が高いとされています。

多くの広告で謳われていますが・・・

 

その情報はかなり古いです。

現状は技術の発達で、4年で6年根と
同等のレベルまで持っていくことは可能
となっています。

 

正直、6年根といいつつ、そういったものも
混ざっているといわれます。
なんせ、区別はつかないわけですし、
機能性も同じなわけですから。


あと、紅参、白参というのがあり、
皮をむいて乾かしたものを白参、
皮をそのままに、蒸して乾燥したものを紅参といいます。

 

よく、白より赤がいいとありますが、
その理由は皮を剥くか剥かないかの差。

高麗人参の主要成分であるサポニンは
皮に多く含まれるのです。


ちょっとマニアックなのになると、
皮つきで乾かした人参もあり、
これは蒸していないので、紅参と栄養価は
変わらないです。


ちなみに韓国が紅参を国を挙げて押しているので、
紅参に都合のいいデータが山のようにでています、
というのは聞かなかったことにしてください(笑)


さらにマニアックな黒人参。
九蒸九曝(クジョウクバク)といって、
韓国のおまじないみたいなもの。

抗ガン作用が強いサポニンが増えます。

 

 

ところで、高麗人参の主成分である

サポニンは人が分解できない物質です。

 

では、なぜ、体にいいのでしょう??

 

じつは、サポニンは腸内の善玉菌により
分解され、はじめて吸収されます。

 

サポニンに結合している糖を菌がエサとして、
食べるんです。


しかし、腸内環境が悪いと、
サポニンを分解できず、ほとんど無駄になってしまいます。

というか、乳酸菌がいても、高麗人参のポテンシャルを
活かしきれないのが人間なのです。


そこで、予めサポニンの糖を酵素処理してはずした
発酵高麗人参ってのがあります。

吸収率とか半端ないです。

 

個人的にはすごくいい原料だと思いますが、
ペーストなので、使いづらい。
たぶん、やり取りしてた人も辞めてるだろうし(笑)


あと、高麗人参で問題に
農薬問題がつきまといます。


サポニンだけを高含有でとりだした、
高麗人参というよりサポニンという原料は
いいのですが、

高麗人参を濃縮したものは危ない。

 

韓国でも高麗人参の栽培には農薬を使います。
一応、国が定めた基準値を守ってね。

 

高麗人参、生のままであれば、
全然問題ないのですが、

 

これらを水分飛ばして繊維質取り除いて、
ガッツリ濃縮かけると、あら不思議♪

 

農薬までも濃縮してしまい、日本国内の基準値
オーバーしてしまうなんてことはよくある話。

 

「使えないやんけ!ボケッ!!」と加工先でなります。

 

市場にはでていないと思うので、ご安心を(笑)