メスを入れて変わるのは、内面なのかもね
米医学誌「米国医師会雑誌
（Journal of the American Medical Association、JAMA）」
の調査結果によると、患者たちは美容整形手術によって外見
が何歳かは若返ったものの、魅力や美しさはそれほど増して
いなかったことが明らかになったとのこと。
なんだか、切ない話ですな。
50人を対象に、
美容整形手術を受けた42～73歳の患者49人の写真を見てもらい、
何歳に見えるか尋ねると同時に、
どのくらい魅力的だと思うかを1～10のスコアで評価した結果です。
患者の大半は「魅力度」スコアで4～6の評価を得ており、
いずれも「術前・術後」も同じスコアだっそうです。
また、年齢についても、実年齢よりも平均3.1歳若く見られた
だけで、劇的な変化は見られませんでした。
この実験では、サンプルが多くないですし、
部分的にいじった程度での比較ですので、
全然別人に顔を作り替えてしまった人は
対象外なわけでしょう。
また、スコアが真ん中に集中しているのも、
遠慮というか、気を使っているわけですよね。
松竹梅で、竹を選ぶように、
良い、普通、悪いで普通に丸をつけるように、
余程のタイプか、嫌悪感をいあだかなければ、
無難に普通にしておくのなかーなんてね。
他人の外観を評して1とか、
ちょっとつけにくいですもんね、
普通の感覚では（笑）
それでも、整形をすることで、
思っているよりも周りの評価は、
そんなに変わらないということを
示唆していることには変わらないわけですよね。
実際問題、自分が思っている以上に、
他人は自分に関心がありません。
（特別な感情を抱いていない限り）
一重が二重になったとか、
シワが薄くなったとか、
鼻が高くなったとか、
些細な違いでしかないわけです。
大半はその変化すら気づかないかもしれません。
ただ、整形することで、劇的に変わる人も確かにいます。
その場合は、顔が変わったというよりも、
それによってコンプレックスから解放され、
自分に自信がもて、ふるまいや服装などが
変わったというのが、本当のところでは
ないかと。
ですから、整形が無駄ってわけではないですが、
自己満足できなければ、無駄になるかもしれませんね。
ただ、不思議と整形しているかどうか、
人の嗅覚は感じれるような気がします。
何か不自然さ、を感じ取ってしまうんでしょうね。
「ああ、あの芸能人、整形してるな」
というのは、なんとなく感じたことは、
あなたも1度や2度はあるのでは？
そもそも、ヒトの魅力ってなんなんでしょうね。
外観がキレイというのは、確かに価値観の1つではありますが、
キレイの定義は人それぞれ。
シンメトリー、つまり左右対称であればあるほど、
美しいと言われます。
本能的に好むんだってさ。
シンメトリーであるということは、
設計図が美しい、つまり遺伝子が美しいと。
利己的遺伝子説は、もう古いのかな？
その考えでいえば、より優れた遺伝子を
残そうとする、遺伝子の意図だといえるかも。
一目惚れも遺伝子が影響しているとか
いっている記事があったなー
個人的には、なんか納得してしまう
ところがあるのですがね。
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