匂いと記憶の深い関係
嗅覚の衰えは認知力の低下の兆しであると言われます。
嗅覚の低下により、記憶の喪失が加速する可能性があるそうです。
正直、私自身、嗅覚が弱いです。
情報収集の効率化のため、
視覚を重要視するように意図的にしてきたわけで、
聞いた話は記憶に残りにくいし、
匂いの感受性はかなり低いです。
記憶と嗅覚が関係するとの話を聞いて、
もしかしたら、嗅覚が正常だったら、
もっと記憶力よかったのかな~
なんて戯言を思ってみたり。
昔から、匂いにより呼び起こされた
記憶はその他の記憶より詳細で鮮明
であると考えられいました。
そして、匂いが手掛かりとなって
呼び起こされる記憶は6~10歳の
出来事がピークになるそうです。
確かに、私はこの年齢の記憶、
全く思い出せないので、
凄く納得しました。
「あー、だからか」と。
逆に嗅覚と記憶を関連づけることで、
学習を助ける可能性があるとする実験もされています。
トランプ15組の配置を見て覚える際、
バラの匂いを嗅いでもらい。
その夜寝ている間に、一部の被験者に
実験で使ったバラの匂いを部屋に充満させたそうです。
睡眠中、なにもしない群では正解率が86%に対し、
匂いにさらした群は97%と優位な差がでたそうです。
勉強中に嗅いだ匂いを、
再度嗅ぐことで・・・
脳内で復習することになるのかもしれませんね。
まあ、社会にでれば記憶しておかなければならない
ことなんて、極わずかなんですけどね(笑)
嗅覚は鍛えれる?
嗅覚を使わないと劣化するのであれば、
逆に鍛えることも可能なのではないか?
特定物質については、
毎日嗅ぎ続けると、それに対する感受性が
高まることが実験で証明されています。
ですから、認知症の進行予防に、
匂いを嗅がせるトレーニングが有効
なのではないか?
ということが検討されているとか。
目が悪くなると、記憶力も低下すると
言われるように、情報の流入が減ることで、
脳への刺激が少なくなることが原因と
考えられています。
嗅覚を刺激することで、
脳への刺激が増えることは
間違いないわけですから、
一定の効果はあるのかもしれませんね。
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