サプリメントが寿命を縮める?!

抗酸化サプリと死亡率の関係

サプリメント

ちょっと古い文献なんですけど、

コペンハーゲン大学病院の研究者が、

2007年2月に、アメリカの医学雑誌に、

抗酸化サプリメントと死亡率の関係を発表しました。

 

その中で、

ベータカロチンは 7%、ビタミンAは 16%、ビタミンEは 4%

死亡リスクを高めると言っています。

 

この死亡率についての研究って、

結構難しいんですよね。

 

なんせ、ヒトって結構生きますから。

 

結局は追跡調査になるわけです。

何十万人の追跡調査をしていると、

なんか正しいような気がしますが、

 

個体差があり過ぎるわけです。

 

これと同様な研究がフィンランド症候群ですね。

タバコやお酒を控えさせた群と、なにもしていない群では、

なにもしていないほうが死亡率が低かったってやつです。

 

おそらく同種のものであると思われます。

 

このフィンランド症候群が、禁煙なんて意味がないと

いう勝手な解釈をすることで、反禁煙に利用されている

のと同様、

 

これはサプリメントは毒だ、的な論調に利用されています。

 

ぶっちゃけていってしまえば、

死は誰にも等しく訪れるわけです。

 

サプリを飲んでいる、飲んでいないは

些細なことなんですよね・・・

 

変わらないから、気にする必要はないですわ。

 

それよりも何を食べてるかとか、運動しているか、

そのほうが圧倒的に寿命に関わるわけです。

 

食い過ぎなわけっすよ、現代人は。

そして運動不足。

 

 

本当は、みんな知っているとは思うんですけど、

それを言っちゃあ、商売あがったりですからね(笑)

 

また、大変ですから、

楽して・・・という気持ちは分かりますがね。

 

あくまで、補助食品なわけですよ。

足りていない物を補うのが目的。

 

それで病気が治るわけでもないし、

長生きするわけでもないのですよ。

 

不足のために出ていた症状であれば、

解消される可能性はありますがね。

 

 

ちなみに、生活習慣病、

高血圧、糖尿病、肥満、高脂血症

は死の四重奏と呼ばれ、

 

血管疾患による死亡率を高めることが分かってます。

 

1つあれば2倍のリスク、

4つあれば16倍のリスクがあるといわれます。

 

 

結局、これらの生活習慣病の治療でいわれるのが、

食事制限と運動になるわけですよね・・・

 

薬でますけど、治す薬は1つもありません。

症状を抑えるだけです。

ちゃんと食事制限と運動しないと、

増える一方です。

 

サプリメントを利用することで、

症状が緩和してきて、薬が減った

という話は、まあよくありますが、

 

それはあくまで補助であり、

サプリメントをメインで治療しようと

思うと、うまくいきませんよ。