そのイライラ、甘い物の取り過ぎかも
集中力がない、すぐカッとする、
感情の起伏が激しい・・・
俗にいう「すぐキレる人」
成長期から思春期の子供たちに見られる
キレやすい状態は、もしかしたら、
機能性低血糖症の可能性があるそうです。
以前から、お菓子やジャンクフードの
取り過ぎが、子供の脳に悪影響を与えている・・・
という話は言われていました。
マイルドドラッグと呼ばれる症状で、
糖分、油、塩分、に軽い中毒作用があるとの話で、
食品業界は、敢えてそれを狙って商品開発を
行っている・・・
という都市伝説まがいな話もあります。
当然、薬が切れると禁断症状がでるように、
イライラしたり、うつになったりするわけです。
(真相は闇の中ですが)
さて、話を機能性低血糖症に戻しましょう。
人は食事などで、血糖値が上がると、
膵臓からインスリンがでます。
インスリンは血液中の糖を細胞へ移行させる
ホルモンです。
よく白砂糖が体に毒だ、と言われますが、
白砂糖の体内への吸収速度は半端ないのです。
急激に血糖値が上がります。
この急激な血糖値の上下を繰り返すうちに、
体が血糖値に対して過敏に反応するようになります。
必要以上にインスリンが分泌されるため、
常に低血糖状態になるわけです。
この状態を機能性低血糖症といいます。
糖尿病の第一状態では、
インスリンが過剰分泌しますが、
それと同時に、インスリン抵抗性が高まります。
インスリンが増えても反応しなくなるので、
低血糖にはならないわけです。
しかし、若いうちはインスリン抵抗性が
高まりにくいので、機能性低血糖症になるわけです。
(抵抗性がつけば、晴れて若年性糖尿病ですが)
低血糖状態だと、当然脳の働きが低下します。
結果、やる気がでない、だるい、眠いなどの症状がでます。
これに対し、体は何とかしようとします。
その対策が副腎からでるアドレナリンというホルモン。
このホルモンは血糖値をあげますが、
同時に交感神経を刺激するため、
一種の興奮状態になります。
「お腹がすくとイライラする」のは、
血糖値を上げるために、アドレナリンが
多く分泌されているからなのです。
機能性低血糖症の人は、
常にこの状態なわけです。
年中お腹が空いてイライラした状態・・・
そりゃ、キレやすくなるわな・・・
一種の糖尿病予備軍でもあるので、
心当たりがある人は、糖分、意識してみては?
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