γ-オリザノールの効果と研究

γ-オリザノールの効果と研究のまとめ

γ-オリザノールは美と健康の源

「γ-オリザノール」は、高い抗酸化作用を持つ

米糠に含まれるポリフェノールの一種です。


 老化の原因の1つとされる活性酸素は、

お肌でいえば、シワやたるみ、シミの沈着などを引き起こします。

 

「γ-オリザノール」はお肌を若々しく活性化させることが。

科学的にも証明されています。

 

①末梢血流促進

神村氏(1963)により、ウサギを使った実験で、

末梢血流量の増加と皮膚体温の向上が確認されています。

 

塗布することで、肌温度の低下を防ぐ効果もあるので、

冬場にはもってこいの効果です。

また、肌代謝を促進するためには、

血流の改善は必須です。

 

ちなみに経口投与でも同様の効果が得られるとか。

 

②皮脂腺の活性化

小林氏(1979)、押田氏(1985)により、

遅行性ではあるが、皮脂量の改善が確認されています。

 

落屑性湿疹・・・100%改善

乾皮症・・・70%改善

アトピー性皮膚炎による乾燥・・・50%改善

などなど。

 

③抗炎症作用

押田氏(1985)に皮膚炎、湿疹に効果があることが確認されています。

また、寺田氏(2003)にはその作用が、

リポキシゲナーゼ、シクロオキシゲナーゼの活性阻害による

ものであるとされています。

 

また、炎症部には過剰な活性酸素があるので、

抗酸化作用による活性酸素の除去も一役買っていると

推測されます。

 

経口摂取では、

炎症に深く関与する TNFα、IL-1β、COX-2、iNOS などの

遺伝子変動を、γ-オリザノールとシクロアルテニルフェルレートが
強く抑制することが分かっています。

 

これらの結果より,γ-オリザノールが各種の炎症性疾患に

対して有効である可能性が予想されます。

特に、厚生労働省の難治性疾患の指定を受けている重篤な疾患、

クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患があります。

それらに対して、炎症作用が劇的に抑えられた、

との報告もあります。

 

また、抗アレルギー作用も高く、

市場で抗アレルギー剤として扱われている

「トラニラスト」よりも高い作用があると言われています。

 

④美白効果

井端氏(1980)により、メラニン抑制効果があることが

確認されています。

 

肝斑の改善効果もあるのでは、とも言われています。

 

また、紫外線を吸収する作用があるので、

紫外線から肌を守り、紫外線による肌やけを

抑制してくれるとも言われています。

 

また、医薬品としては脂肪代謝の改善薬として、

高脂血症や高コレステロール症で処方されます。

 

また、心身症(更年期障害、過敏性腸症候群)の

改善薬として処方され、不安、緊張、憂鬱を抑制するとか。

 

ちょっとマニアックな話でしたね。

今までなんで知らなかったのか、不思議なくらい(笑)

 

こういった原料って、

まだまだいっぱいあるんだろうな・・・

 

原料メーカーとしては、

今更感があるのでしょうから、

特に紹介はしないけど・・・

 

意外に凄いものってやつ。

 

そっか~

炎症性腸疾患にもいいのか・・・