あなたが痩せないのは、意志が弱いからではないのかも・・・
気温も落ち着いてきて、
露出も少なくなり、
ひとまずダイエットに対する関心は
低下してくる時期。
ダイエット関連の広告も減少していきます。
(やっても売れないからね)
ただ、食欲の秋というように、
気を付けないと結構大変なことになります。
なんせ、四季のある日本では、
秋の食欲は食べ物が少なくなる、
冬への備えでもあるからです。
また、外へ出歩く機会も減り、
汗をかくようなこともなくなります。
お風呂も毎日入らず、2日に1回とか、
なりがちです。
まあ、これは一般論ではありますが、
近年、肥満について、色々分かってきました。
①遺伝子
ARIA遺伝子
脂質をより多く蓄える遺伝子で、この遺伝子が不活性化していると、
体重の増加は通常の半分になると言われる。
逆に活性化すると肥満を促進するそうです。
(※ただし普通の食事を適正量食べているだけでは差がでません)
FTO遺伝子
エネルギーバランスを調整している遺伝子。
この遺伝子が不活性化すると、肥満リスクが高まるそうです。
小児肥満の主な原因は、この遺伝子の異常だとも言われます。
傾向として、過食、高カロリー嗜好性が高まるとか。
MRAP2遺伝子
この遺伝子を壊したマウスが幼少から重度の肥満になった
ことで、肥満抑制に大きく関与しているとされる。
864人の肥満患者のゲノム解析により、MRAP2遺伝子の
異常がみつかったが、正常体型の人からは見つからなかったとか。
ちなみに肥満に関わる遺伝子は40以上あるとも言われ、
上記のもの以外にもあるのは間違いありません。
また、遺伝による要因は3割程度であるとの見解もあり、
遺伝子型の問題だけではない、というのが主流な考え方ではあります。
②腸内細菌
太った人の腸内細菌を、マウスに移植すると、
脂肪がたまりやすくなり、太り、
痩せている人の腸内細菌を、マウスに移植すると、
体型が維持されたとのこと。
また、この腸内環境は遺伝するとの報告もあり、
遺伝子以上に影響力があるとも考えられています。
また、禁煙すると太るのは、ストレスや、
口寂しさから食べてしまうという理由もありますが、
腸内細菌の菌叢が大きく変化するためであるとの
報告もあります。
③水太り
水分のめぐりが悪くて、
水で膨れている女性はかなり多いとか。
また、血流が滞っているので、
栄養もしっかり行き届かない、
体温が上がらないなどで、代謝も落ちていきますので、
太りやすいからだであることは間違いありません。
ただ、どれも規則正しい食事、適度な運動をすれば、
問題になることはないそうです。
江戸時代には肥満なんて、ほとんどいなかったわけですから、
結局は食べ過ぎであり、運動不足なわけなんですけどね。
ただ、あの人は何を食べても太らないのに、
私は水を飲んだだけでも太る・・・
と感じているのであれば、上記のどれかが
当てはまる可能性があり、
上記にあてはまる人は、普通以上にシビアに
食事を気を付けなければならないのは間違いないです。
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