ヒアルロン酸について、知らにほうが幸せな話
さて、美容成分といえば、
コラーゲン、ヒアルロン酸というわけですが・・・
これらは肌の真皮に存在しています。
コラーゲンをつなげるエラスチンもここに存在しているわけですね。
ちなみに、コラーゲンもヒアルロン酸も真皮まで届きません。
まあ、届かせようと小さくしていますが・・・
まず、ヒアルロン酸は
N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸の
二糖が交互に連結した極めて高分子な物質です。
N-アセチルグルコサミンは聞いたことないです?
関節系のサプリで出てくるんですが、
グルコサミンを食べると、体内で一旦N-アセチルグルコサミンに
変換されて、骨の軟骨になったり、ヒアルロン酸の原料
になったりします。
ちなみに、糖なのでN-アセは舐めると甘いです。
話を戻すと、通常の分子量は300万くらい。
この大きな分子量だからこそ、高い保水性を示すわけです。
1gに6リットルも保水できるというコピーは、
この大きな分子量あっての話です。
6リットル入る容器を、細かくしているのが低分子化なわけですよ。
で、低分子ヒアルロン酸と言われているのは、
乳酸桿菌によって培養されたものであって、
わざわざ低分子化したわけではなく、
小さくしか作れないわけです。
その分子量は10万くらい。
このヒアルロン酸に300万分子量のヒアルロン酸と同等の
保水力があるかというと、ある訳がない。
最近ではさらに小さい5000とか、それ以下とかあるそうですけど、
これはもう保水力なんてほとんどないです。
小さく、小さくして・・・
仮に真皮まで届いた保水力のない
ヒアルロン酸擬きは、いったい肌に何を
もたらすのでしょう?
ちなみに、ヒアルロン酸そのものは、
肌の表面での保湿剤となりますし、
角層部にもヒアルロン酸は存在している
そうなので、まったく無意味というわけでは
ありませんがね。
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