新発想というか、発想の転換ですね
そもそも肌は排泄器官。
無理に浸透させるのではなく、
敢えて浸透させない・・・
そんな化粧品のCMをみました。
なかなか衝撃的ではありましたね~
そも、化粧品は浸透するといっても、
角層まで。僅か0.02mmの極々表面なわけです。
ナノ化とか、カプセル加工とかいろいろしてますけど、
基本、化粧品なんて浸透していかないもんなんですよ。
肌は排泄器官ですからね。
他が、背伸びをして
「浸透するんだー!!」
といっているわけですが、
「いや、わざと浸透させてないんだよ」
と開き直ったわけです。
ここは非常に上手いと思いました。
むしろ、気になるのは
テトラカルボキシフタロシアニン鉄
という物質。
メディエンザイム(ME)と呼ばれていますが、
イマイチなんのことかわからん・・・
人工酵素に由来する???
さて、酵素とは一言でいうと、
生体触媒なんですが、
体内に5000種類以上存在し、
手を動かすのも、妄想するのにも酵素が必要です。
本来高い熱を加えるか、高い圧力を加えなければ
起こらない反応を、たった37、8℃でやってしまうのが、
酵素の役目なのです。
つまり、常温下でスムーズに化学変化を起こさせる
装置みたいなものです。
そして、1酵素につき1つの役割しかもっていません。
A⇒B、B⇒C、C⇒Dをいっぺんにできる酵素なんてないわけです。
テトラカルボキシフタロシアニン鉄は、
おそらく何かしらの酵素を真似て作られているはず。
その酵素が何か、については触れられていません。
すげー気になる・・・
構造的には葉緑素やヘモグロビンに似ているのかな?
真ん中に鉄が入って、テトラカルボキシフタロシアニン鉄
になります。
先っちょの部分が基質結合部になると思われます。
還元か酸化になるのか、加水か脱水か・・・
ヘム酵素と同じということなんでしょうな。
推測でしかありませんけどね。
ちなみに、金とかプラチナも酵素とは呼びませんが、
金属触媒として機能します。
それに近いもの、と考えればいいのかな?
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