オレンジフラワーの天然精油、価格を聞いてドン引き(笑)
オレンジフラワーの原産地は東南アジアで、
地中海沿岸、西インド、南米に広がっています。
オレンジフラワーの花をつけるのはダイダイで、
ビターオレンジといわれるミカン科の果樹です。
栽培には大変時間がかかり、移植後4年間は花が咲かず、
良い年でも一本の木から12~15 kg程度の花しか採れないために、
非常に高価な精油です。
1トンからわずか1gしかとれないそうです。
通称 ネロリと呼ばれます。
高いといっても・・・・
と高をくくっていましたが、甘かったです。
最高級の精油として名高い
ダマスクローズ。
100万円/kgくらいするわけですが、
ネロリもそれに匹敵します。
ダマスクローズは中国産やインド産もでてきて、
半分くらいの価格で買えるものもあるので、
それ以上に希少ともいえます。
ノリで使える原料じゃあねーな・・・・(汗)
ちなみにネロリ(ビターオレンジ花油)の効果効能は、
抗ストレス作用、ホルモンバランスの調整、催淫作用など
があると言われます。
これらの効果は、脳内からオキシトシンと呼ばれるホルモンが
でることから得られるものであると推測されます。
ちなみに成分は
リナロール : ラベンダーやベルガモット等の芳香成分、抗菌作用、鎮静作用
ネロール : バラ等含まれる香気成分、皮膚弾力回復作用
ネリルアセテート : レモンバームにも含まれる成分、鎮静作用、沈痛作用
ゲラニルアセテート : シトラス系のフルーティな香り、抗炎症作用
シトロネラール : ユーカリに含まれる成分、殺菌作用、沈痛作用
α-ピネン : 松脂やヒノキの香りと同じ成分、リラックス効果や食欲増進効果
カンフェン : 樟脳(楠精油)類、防腐効果
α-テルピネン : レモンの香り成分、抗酸化作用
d-リモネン : レモン等柑橘系果皮に含まれる成分、洗浄力、抗菌作用
β-ピネン : ローズマリーやレモン等に含まれる香り成分、抗菌作用、抗炎症作用等
γ-テルピネン : 森林の香り、抗菌、抗炎症作用
その他、50種類の成分が含まれているとか。
ちなみに、バイオレット(スミレの花)の精油そのものは、
合成品に押されて、絶滅寸前なんだとか。
こちらも非常に高価であると同時に、
非常に希少です。
・・・この企画はキツイかな。
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