塩洗顔

浸透圧の問題なんです

塩洗顔

お風呂に長時間入っていると、

手がシワシワになるじゃないですか。

 

あれは手の皮が水分を吸って、ふやけたわけです。

水は濃度の低い方から高い方へ移動します。

 

人の水分も溶液なので、ある程度の濃度を持っています。

食塩0.9%に相当します。

 

お風呂の水は0%ではないですが、

限りなくゼロに近いです。

 

その結果、お風呂の水が肌に入ってくるわけです。

 

化粧水もこの仕組みを利用しています。

浸透圧の関係で、水分を中へ入れるわけです。

水分を入れて、ふやけさせることで、

その後の美容成分を入れやすくするわけです。

 

肌には皮脂、細胞間脂質とで守られているため、

水溶性のものは入りにくいわけです。

 

それを一時的に入りやすくするために

化粧水が必要なわけです。

 

ですから、化粧品は濃すぎてもダメなわけです。

水分が入っていかないからです。

 

最初はナチュセラローションも美容液クラスの濃度

作ろうとしましたが、うまくいきませんでした。

 

濃けりゃいいってもんでもないわけです。

 

 

一方で、塩洗顔なるものがあります。

この理屈からいくと、水分が出ていってしまうわけですよねー

 

塩洗顔のやり方は、

塩は食塩でも天然塩でもなんでもよくて、

まず、顔全体を濡らして、スプーン1杯程度の塩を

馴染ませます。

 

顔全体に行きわたり、ぬめりを感じるくらいに馴染ませたら、

ぬるま湯で注ぎます。

しっかり塩分を落とせば完了です。

 

注意点は

ゴシゴシしないこと、しっかり洗い落とすこと、やりすぎないこと

以上3点です。

 

効果としては、

ニキビなどの吹き出物にいいそうです。

それは菌が浸透圧の関係で、水分を奪われ死んでしまうから。

ですから、毎日やるのではなく、週1くらいにしておいた方がいいでしょう。

 

また、毛穴引き締め効果も。

水分が抜けるので、その分引き締まるわけです。

 

一旦余分な水分を出すので、

その後の化粧水の浸透もよくなります。

ここが一番のミソなのかと。

 

塩洗顔で

「ああ、さっぱりした」

と終わってしまったら、

肌水分が減った状態になります。

 

いっそ、塩風呂にしてしまったほうが早いかも。

 

塩風呂は浴槽に1にぎりの塩を入れるだけ。

海水からの天然塩が理想ではあります。

 

ミネラルによる温泉効果もあるので、

体を芯から温めてくれるので、

これからの時期は良いかもしれませんね。

 

風呂上りにはシャワーでしっかり塩分を落とす

ことを忘れないように。

(海で泳いだ後、そのままにしておくと大変なことになるでしょ?)

 

アトピーにも良いとのことで一時期はやりましたので、

お肌にもよいのでしょう。

 

ただ、傷があると超しみますので、注意してくださいませ。

 

 

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