掻くことが脳内に及ぼす影響が分かり、アトピー悪化防止に応用?!
アトピーの悪化の原因は、
「掻く」ことにより、皮膚を傷つけることが
最大の原因であるといっても過言ではありません。
掻かなければ、自然治癒力により、
自然に治っていきます。
もちろん、食生活をはじめ、生活習慣の見直しが
前提としてあるわけですがね。
さて、自然科学研究機構生理学研究所の
望月秀紀特任助教授、柿木隆介教授が、
掻くこと(搔破)によって生じる快感に報酬系と
呼ばれる脳部位が関係することを明らかにしたと発表しました。
簡単に言えば、なんで掻いちゃうかってことの
理由が分かったよーんって話です。
発表によると、実験的に痒みを誘発させた手首の近辺を
掻いた時の脳の活動を、磁気共鳴断層画像装置(fMRI)を使って調べたました。
結果、中脳や線条体といった報酬系と呼ばれる脳部位が
強く反応することが明らかになりました。
痒い→掻く→快感→脳から掻くような命令が強くでる→より掻くように
という負の連鎖が起こるわけです。
報酬系というのは、一番分かり易いのが覚醒剤かな?
中毒性があるというのか、そういう類のものです。
使うと脳が快楽を得る、
その刺激を脳が求めるので、止めれない。
また、報酬性の刺激はだんだん耐性がでてくるので、
より強い刺激を求めてしまいます。
この結果、どのようなことが期待されるかというと、
アトピーは掻くことで悪化してしまうのですが、
掻かずにはいられないという仕組みがあるわけです。
それが脳の報酬系の活性が原因であるとわかったわけです。
その報酬系の活性を抑制できれば、
掻くことなく、アトピーの治療をより楽にできるのではないか?
というわけです。
ただ、現状そういったものはありません。
もし可能であれば、麻薬中毒者やアルコール中毒者の
治療が劇的に改善することになるでしょう。
報酬系が働かないので、欲しくならないのですから。
また、食べ過ぎも1つの報酬系が関わっているといわれます。
マイルドドラッグなんて言われる、砂糖やアブラですね。
薬で報酬系が抑えられれば、
過剰な食欲を抑えることが可能になってきます。
まあ、ヒトの行動動機の原動力の1つが報酬系なので、
その働きを強制的に止めたら、色々なところに弊害がありそうですけどね。
さて、ここからは個人的な妄想というか、戯言というか・・・
γ-オリザノールには、嗜好性をキャンセルする働きがあります。
高脂肪食依存者に、オリザノールを処方したところ、
高脂肪食への嗜好性が減少し、高血糖、肥満への改善が
見られたという話があります。
もしかしたら、オリザノールがアトピーの掻いてしまう報酬系も
緩和してくれるとしたら・・・?
そもそも、オリザノールは炎症を抑制する成分。
腸の炎症を抑えることが分かっていると共に、
ヒスタミンなどの痒み成分を70~80%抑えてくれるとの
データもでています。
γ-オリザノールを塗りながら、飲めば、
アトピー改善にかなり役立つのではないか?
なんて思ってみたりして。
ちなみに、おまけでつけたオリザノールを使って、
まつ毛が伸びたとか、クマが消えたとか、ほうれい線が薄くなったとの
ご意見いただいてます。
オリザノールすげーな~
と思う今日この頃です。
コメントをお書きください