動物実験してます？

「動物実験してますか？」というご質問が意外に多い

「動物実験してますか？」

そういうお問い合わせが、最近立て続けにありました。

結論から言えば、弊社は行っていません。

最初、この質問の意図を

「おたくの商品はちゃんと動物実験で安全性を確認してるんでしょうね？

え？動物実験もしてないのに、何を根拠に安全性を担保してるんだい？」

と言われていると思いました。

しかしながら、

「申し訳ないです。してません」

と答えると、

「ああ、よかったです」

との返答が・・・

正直に言いますと、動物実験ってものすごいコストなんです。

動物実験できるのは、資金力のある大手だけです。

中小零細でやれるところはないです。

たぶん、これが情報ソースになってくるのかな？

化粧品でも動物が犠牲に

（グロイですので、閲覧注意）

資生堂が動物実験を廃止したのが2011年なので、

意外に最近までやられていたってのは驚きです。

今は、一般化粧品に関しては、行われていないのが主流じゃないかな？

医薬品、医薬部外品はどうかはわかりませんが・・・

安全性を確認するために、現状やられているのが

パッチテストです。

アレルギー反応が出るか出ないか、

チェックするわけですね。

特に義務があるわけはないので、やらなくても商品化できます。

正直いえば、うちもしてません。

弊社の場合は、たまたま、超敏感肌の人が近くにいるので、

その人が大丈夫なら大丈夫だろうという基準です。

ある意味人体実験なので、動物実験といえば動物実験になるのかも（笑）

（本人の同意の基におこなってますよー）

結局のところ、動物実験しようが、パッチテストしようが、

合わない人は合わないわけで、弊社の商品も合わないという人はいます。

動物実験が無駄といわれれば、

確かに無駄なのかもしれません。

さてさて、安全性は最低限の保証なので、

あるにこしたことはないですが、販売には影響は微々たるものです。

どちらかと言えば、科学的裏付けのために、

動物実験を行います。

エビデンスってやつです。

ヒトのエビデンスが最も評価が高く、それに次ぐのが動物実験になります。

原料レベルでは、ヒト試験なんかしようものなら、1000万くらいかかるので、

動物実験で済ませたいわけです。

それでも2、300万はかかりますので、本音はしたくないわけです。

ですから、この動物実験反対の流れは、

願ったり叶ったりなのかもしれません。

そこまでしなくても、in vitroで済ませることができますから。

原料を買うところも、

「試験管やシャーレの中での反応なんてな～、

動物実験とかしないの？」

と言わなくなってきているわけで。