低体温は美肌に大敵!!
理想的な体温は36.5℃と言われます。
厳密には測る時間とか、その人の体重、年齢とかが関わってきますが、
概ね、36.5℃くらいあれば正常ってことです。
さて、体温は健康のバロメーターなわけですが、
あなたの体温は何度ですか?
もし、36.0℃以下であるならば、
低体温症なんですよ?
低体温における悪影響
では、低体温だと何が問題になるんでしょう?
一般的に言われているのが、1℃体温が下がると、
免疫力が40%低下、酵素活性が50%低下すると言われます。
免疫力が下がるので、アレルギー疾患が起きやすいです。
アトピーも低体温が1つの要因であると言われます。
また、体内の免疫が低下すると、
腸内環境も悪化し、悪玉菌が増えていきます。
腸は体温を作る臓器であり、腸内環境の悪化により
蠕動運動が鈍れば、体温が下がるという悪循環に陥ります。
美容に関しては、敏感肌になりやすくなると言えます。
また、腸内環境が悪化するので、吹き出物などの肌荒れが起きやすくなります。
また、ヒトの体には5000種類以上もの酵素があり、
生命活動のほぼすべてに関わっています。
そして、酵素の最適温度は体温が36.5℃の時です。
下れば、当然活性が落ちるわけですが、
その影響は、あらゆるところに及びます。
代謝というのは、結局、治癒力でもあるので、
傷が治りにくくなります。
体の細胞も代謝することで、維持されているわけで、
それが遅れると、内臓の老化につながるわけです。
イメージでいえば、常に新品に作り替えられているのに、
その速度が遅くなり、古く悪くなっていくという感じです。
基礎代謝が下がるので、消費カロリーも低下して、
太りやすく、痩せにくくなります。
美容面では、オーバーターンの遅れにつながり、
肌老化の原因になります。
あとは、ガンになりやすくなると言われます。
ガンの増殖には35℃前後が丁度良いのです。
低体温の原因
①食生活
まず、熱を作るのは代謝であり、
食べ物が燃えることでできます。
燃やすものは、炭水化物や脂肪であり、
それをサポートするのがビタミン、ミネラル。
タンパク質は酵素の素になります。
ダイエットや偏食が原因で、栄養のバランスが
崩れてしまいます。
②運動不足
熱をもっとも効率よく作るのが筋肉。
筋肉を動かすと、多くのエネルギーが必要で、
それに伴い熱が発生します。
基礎代謝と筋肉量は相関関係にあるので、
日ごろ運動しないと、筋肉が低下し、
相対的に体温が下がるというわけです。
③便秘
体温を作る最大の臓器は腸です。
腸の蠕動運度により、体温が作られるわけですが、
その活動が弱ると、体温が下がります。
腸の活動低下による便秘症は、
低体温を伴います。
④過度のストレス
過度のストレスにより自律神経の調整が
上手くいかないと、体温を上げろという指示がでない
ので、結果として低体温になります。
体温を上げるには?
①根菜類を多く食べる
食事のバランスはいうまでもないわけですが、
土の中の食べ物は、基本体温を上げるといわれます。
その代表格がショウガ
ショウガに限らず、ヤマイモ、サトイモ、レンコン、ニンジン、ニンニクなどなど・・・
蠕動運動を活性化させるために、食物繊維も重要になるので、
是非、意識してとりましょう。
②入浴する
1日1回、10分以上、湯船に浸かりましょう。
お風呂は血液を温める最良の手段です。
普段低体温でも、お風呂に入れば一時的ではありますが、
体温があがります。
その間は、体の免疫や酵素は正常に働きます。
毎日繰り返せば、少しずつではありますが、
良い方向に進んでいきます。
③運動する
体を動かせば、体は温まります。
汗もかきます。
1日10分で構いません。
有酸素運動を行いましょう。
継続すれば筋肉もついてきますので、
冷えにくい体になっていきます。
ウォーキングなり、なわとびなり、
無理のない範囲で続けましょう。
④しっかり寝る
寝ている間にさまざまな調整を体内で行います。
体温調整もその1つ。
疲労物質がたまると、代謝の妨げになります。
寝ることで、しっかり疲れをとることも大事になってきます。
また、寝るときは靴下を脱いだ方がよいと言われます。
靴下をはいたままだと、寝ている間の調整が鈍るそうです。
【まとめ】
健康によいことは、美容によく、その逆も然り。
体温と美容は切っても切れない関係です。
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