塗ってコラーゲンを増やすには?!
コラーゲンは家に例えると、
肌の土台であり、柱であります。
お肌にとって、重要な成分であるのは間違いありませんが・・・
コラーゲンを肌に塗っても、
それが肌のコラーゲンにはなることはありません。
コラーゲンは家の柱のようなものです。
設計なしに、勝手に持ち込まれても、使いようがない・・・
という以前に、そんな馬鹿でかいものは、肌から浸透しません。
角質層にすらってところです。
そこで、酵素で細かく分解したものを使うわけですが、
それでも角質層下、コラーゲンのある真皮に辿り着く
ことはできません。
できても、細かい木材を持ってこられても、
柱としては使い物になりません。
ですから、コラーゲンを増やすには、
肌本来の、コラーゲンを作る力を高めてやるしかないのです。
有名なところでは、ビタミンC誘導体。
これはコラーゲン合成にビタミンCが補酵素として働くためです。
ただ、補佐的なので、コラーゲンを作る力が根本的に衰えている場合、
ほとんど効果が感じられません。
また、レチノールもコラーゲンを増やす作用があるといわれますが、
刺激が強すぎるとの欠点もあります。
コラーゲンを食べると、肌のコラーゲンが増えると言われますが、
実は、コラーゲンペプチド(加水分解コラーゲン)を食べると、
血中のトリペプチド濃度が非常に向上することが分かっています。
トリとは「3」という意味です。
アミノ酸が3つの状態をトリペプチドと呼びます。
このトリペプチドは眠っていた幹細胞を刺激し、
コラーゲン合成を促進することが分かっています。
では、肌から直接トリペプチドを入れたら?!
というのが冒頭の図になります。
1ヶ月で肌の弾力がアップした=コラーゲン量が増えたということ。
ゼライス株式会社から発売されており、
肌への効果以外にも関節などにも有効であるとのデータも出ています。
とはいえ、トリペプチドコラーゲン、
高いしロットもデカいので、正直手が出ません。
そこで、もっと手軽で、良いものはないか?
そうやって探していたときに出会ったのが
『オリザペプチド』なわけです。
オリゴペプチドと間違えてしまいそうですが、
物は米のタンパク質を酵素で加水分解したもの。
コメエキスとか加水分解コメエキスとか表示されます。
分子量の大きさから、
多くがトリペプチドになっているだとろうと推測されます。
その下のピークがジペプチド、
さらに下がアミノ酸になります。
グラフから、コラーゲンペプチドよりもきれいに
トリペプチド化していると考えられます。
(コラーゲンのほうは上に2つのピークがきてるので)
そして、このオリザペプチド、、
in vitroコラーゲン格子モデルを用いて、
コラーゲン格子形成に対するオリザペプチドと
コラーゲントリペプチドの効果を比較結果、
コラーゲントリペプチドの10倍低い濃度で、
格子の形成が見られたそうです。
少なくとも、コラーゲントリペプチドと同等、
最大で10倍の効果がある可能性が示唆されたわけです。
オリザペプチドでも最初の図のような効果が得られるかも・・・しれません。
コメントをお書きください