最近流行のアサイ―とは?

アサイー入りの食品がコンビニに並んでいますね

アサイー

アサイーを使った商品がコンビニに多く陳列されています。

ジュース、ヨーグルトなどなど・・・

 

何か前触れがあったわけではないのに、

アサイ―入りの商品のラインナップが増えてきています。

 

消費者はぶっちゃけ、

アサイーってどこまで浸透してるんでしょう?

 

商品単価も高くなっているのに、

売れているんですかね~

なんて余計な心配をしている今日この頃ですが、

 

そもそも、アサイーってなんなんでしょ?

 

アサイーとは?

アサイーとはブラジルで自生している植物の実です。

非常に高い木で、実が上の方につくので、現地の人が木登りして取ってきます。

見た目はブルーベリーに近いので、ブルーベリーの親戚かと

思う人も多いのですが、ヤシの木に近いです。分類上は。

 

非常に栄養価が高く、ポストノニが期待されていた原料です。

ポリフェノールが非常に多く、高い抗酸化力を持つことから、

スーパーフルーツとも呼ばれています。

 

正確に言えば、スーパーフルーツという言葉を作ったのも

アサイーであるといわれます。

 

 

ノニエキスはネットワークを中心に原料ベースで

100億くらいの市場があります。

 

同様の戦略で、同じ規模まで持っていこうとしましたが、

現状は10億前後で推移していました。

 

サプリメントとしては、アサイーのピューレを置き換えダイエットとして、

ヒットした商品と、アイケア商品での差別化で使われているくらいでした。

 

野生種と栽培種があり、

また濃縮度合の違いで価格が大きく変わります。

 

原料価格としては粉末のもので8000~30000円。

脂質分が多く、酸化しやすいので、取扱いに注意が必要です。

少し経つと、酸化した油の臭いがしてくて使えなくなるので、

できるだけ空気に触れないよう保存する必要があります。

 

ブルーベリーとの差別化で使われますが、

主流のビルベリーはアントシアニンを濃縮しています。

35%前後ですかね。

 

残念ながら、アサイーはアントシアニンを規格して

濃縮しているわけではないので、アントシアニンで

見るとコスパが合いません。

 

そこをうまく誤魔化して販売できれば、

売れないことはない商品にはなります。

がっちり正面からぶつかったら分が悪いです。

 

アサイーの効果効能

抗酸化力が高く、ORAC値(オラック値)を規格しています。

1gあたり1027Oracユニットと高いわけです。

2年くらい前にORAC値が抗酸化の基準として認められ、

第7の栄養素として表示可能になるはずでしたが、

 

なぜか、全く逆の政策に方向転換され、

ORAC値を表記しているものは違法で、

外せという話になりました。

 

そのためか、日本国内でORAC値を知っているのは

業界内の人間か、相当な健康マニアくらいというのが

現状です。

 

そもそも、抗酸化を謳えないので、

抗酸化は売りにならないんですよねー

 

栄養素が非常に高いので、

完全食的な取り方をさせたのが、

ダイエット商品です。

 

確かに、色々な栄養が含まれていますが、

アサイーだけで生活し続けるのはちょっとシンドイかな?

 

ちなみにブラジルの法律上、アサイーの実は手に入りません。

加工したもののみになりますので、

結果としてピューレ状のものか、粉末の物になります。

 

食品で使われているのは、ピューレ状にして、

冷凍で運ばれてきたものを使っています。

工程が少ないので、価格も安いですしね。

 

これだけ食べていれば痩せるのは、

摂取カロリーが少なるからであり、

アサイーにダイエット効果があるわけではないです。

 

また、アントシアニンが豊富といっても、

ビルベリーとは勝負になりません。

 

今後の展開予想

ワールドカップにオリンピックとイベント盛りだくさんなブラジルですので、

それに便乗してアサイーの情報が広まる可能性は高いです。

今の現状は、それに先手を打った形なのだと推測されます。

 

しかし、コンピニで手に入る商品は商品価値が著しく下がります。

 

今まで高額で売っていた商品が売れなくなる、売りずらくなるのは

避けられないと思います。

 

サプリメントの需要は減り、食品としての需要が高まると予想されます。

 

ただ、爆発的にはやる・・・ということはないでしょう。