スフィンゴ糖脂質とはセラミドに糖がくっ付いたもの
※ご指摘があり、修正しました。
AとBが逆になってました。
細胞膜を構成する成分の1つに、スフィンゴ糖脂質が存在します。
スフィンゴ糖脂質というのは、セラミド構造に糖がくっ付いたものです。
糖の種類はグルコース、マンノース、ガラクトース、NアセチルDグルコサミン、
NアセチルDガラクトサミン、キシロース、シアル酸、グルクロン酸、イズロン酸、
フコースなどがあり、その組み合わせにより成り立ち、
数百種類と非常に多岐にわたります。
糖が1つくっ付いたものがセレブロシド。
グルコシルセラミドはセラミドにグルコースがくっ付いたもので、
植物セラミドとも呼ばれます。
このスフィンゴ糖脂質の種類によって、
血液型が決められています。
血液を構成している赤血球は酸素を運ぶ細胞ですが、
この赤血球の細胞膜を構成しているスフィンゴ糖脂質の違いが
血液型として現れます。
O型はNアセチルグルコサミン+ガラクトース+フコース
B型はそれにガラクトースが1つ余分に
A型はNアセチルDガラクトサミンが1つ余分についています。
AB型がそれらが混在しています。
血液型占いというのは、この僅かな差で、
A型は几帳面だとか、O型は大雑把だとか、B型はマイペース
だとかいうわけですから、根拠がないといわれても
仕方がないわけです。
さて、それはそれとして、
細胞膜にグルコシルセラミドがあるなら、植物セラミドも
意味があるのではないか?と思われるかもしれません。
しかしながら、ヒトの皮膚は角質層があり、
細胞膜が表に直接でているわけではありません。
でてたら、あっという間に水分が蒸発して
干からびてしまいます。
逆に、植物セラミドを摂取することの意味は
当然あるというわけです。
細胞膜の素材となるわけですからね。
まあ、スフィンゴ糖脂質は細胞膜に存在しているので、
食事から割と摂取しやすいわけですがね。
1日目安は300~400mgだそうです。
コメントをお書きください
ふじた (金曜日, 19 5月 2017 17:37)
上の図のA型(GalNAcです。)とB型(Gal)の糖が逆ですよ。
森崎 (金曜日, 19 5月 2017 17:49)
マジっすかー
確認して訂正しておきます。